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割と自己流で生きています

私たちは今、トロッコ問題を解いている

私たちは今、思考実験ではなく、本当にリアルなトロッコ問題を解いているのではないか。全人類が、「あなたは生きるということをどう考えますか。命の重さをどう考えますか。死をどう考えますか。私の命と誰かの命の重さをどう考えますか」ということを考え…

【悲報】私、命の重さで動物に敗北。

「私の命って ”動物” よりも軽いんだな」と気が付いてしまったのですが、特に誰かに何かを言われた訳ではなく、ある日突然「は!」という感じで悟りました。「ユリイカ!」的な感じ。神の啓示でしょうか。 そして「おかしい!許せん!人間の命が一番大事なん…

【AI化で無くなる仕事】え、医療事務ってなくなるの? いーや医者の方がヤバイと思う件

医者の代わりにカルテを書いてきた経験から分かったことのひとつは、西洋医学系の医者の仕事というのは基本的に暗記と統計学(確率論)だということだ。

2020東京オリンピックの開会式、閉会式は、もしかしたら21世紀型オリンピックの象徴に化けるかも

私はこの2020東京オリンピックのさなかに日々行われている競技そっちのけで、なぜか1965年に公開された市川昆監督の映画『東京オリンピック』を見ていました。 ”東京の徹底的な破壊” から始まるこの映画は、すべてを破壊し新しく作り変える日本と、日本初の…

【冠】もう少し日本政府を信じたい気持ちがある、という話

私が ”冠予防薬” を打たない選択をしている理由の一つに、 「私には未だに日本政府に対する信頼が、わずかとはいえ残っています。もっと正確に言うと日本政府というよりも、日本人の底力のようなものを未だ信じているところがあるのです」 という、日本民族…

【体験中】総務の仕事ってほんとに雑用なの? いーや、出世コースなのかも

激務部署の管理職から総務部に異動になった話 異動前後に本を読んでみた 本の感想、特に総務部という部署について この本を読む前の ”総務” のイメージ 総務に異動してみたら(実態) 総務って本当は出世コースかも 激務部署の管理職から総務部に異動になっ…

【本】 林眞須美はやってないな(和歌山カレー事件)『「毒婦」和歌山カレー事件 20年目の真実』感想

先月まで、あの有名な和歌山カレー事件の犯人と目される死刑囚、林眞須美に冤罪説があることを知らなかった。ネットの記事で、この本の冒頭にも書かれている「状況証拠のみで直接証拠なし、自白なし、動機も不明」でありながら有罪になっていたこと、旦那の…

東日本大震災の時に私がショックだった事のひとつ

あの時、私は関東平野にいたのだが、それでも地震はすごかった。立って歩くことができなかった。今まで経験したことのない揺れだった。 地震の瞬間は職場である病院で、座ってPCに向かって会計を出していたのだが、状況をよく呑み込めず、私は立ちあがって待…

もう働きたくない 〜アラフィフ〜 天命・不惑どころか而立にも至らず宝くじを買う

働かざる者食うべからずとか、働かないと生きていけないとか、そういうの本当なんだろうか。やってみたら働かなくても生きていけるなんてことはないかな。政府に、世の中に騙されてる説ない? 資本家が自分たちの金儲けのために、私たちを騙して搾取してるだ…

【本】ジェームズ・M・ケイン著「郵便配達夫はいつも二度ベルを鳴らす」主人公が愛おしくて抱きしめたくなる、犯罪小説の傑作

自分たちが歩く道のことしか頭にないフランクと、道の行く先に絶望するコーラは、男女の価値観の違いを表している。今だけを考える男と、先を考える女。 人並みに生きていきたいと願うコーラと放浪癖のあるフランクは、お互いを求めあいながらもなかなか行く…

【本】星新一著「天国からの道」(新51) 星新一の処女作と、SFラブ・ストーリー『火星航路』に注目

全21篇。特に印象に残ったのが以下の二編。『火星航路』と『狐のためいき』の備忘録。 星新一にしてはめずらしい、SFラブ・ストーリー。 恋愛といえば、これほど感情的な行為もなさそうなものだが、星新一はいつもの感情を廃した乾いた文体で淡々と語ってい…

【本】星新一著「ようこそ地球さん」(新2) 初期の名作、傑作集 part2

『ボッコちゃん』に入らなかったもの+他の短編で構成されたのが、この文庫版『ようこそ地球さん』らしい。全体的に割と寂しげというか、ディストピアっぽい作品が目立った一冊だった気がする。

【本】ビュルガー編「ほらふき男爵の冒険」 暇つぶしに古典をどうぞ【笑えます】

言わずと知れた超有名なミュンヒハウゼン男爵が、ほらに次ぐほらを吹かしまくる。途中で男爵の「極めて真面目な父親」というのも出てくるがこれがまたとんだほら吹きだし、男爵の従者の話も差し込まれてるけどこの従者までもがほらを吹くという有様で、とに…

【一日一食】 で、結局痩せるのか、痩せないのか【経験談】

① どうでもいいご挨拶と、私は痩せたという話 ② 一日一食は「痩せない」あるいは「太る」という意見に思うこと ③ 一日一食の目的とは ④ 一日一食が向いている人 ⑤ まとめ ① どうでもいいご挨拶と、私は痩せたという話 mです。私は一応、基本的には夕飯しか…

【本】ディクスン・カー「不可能犯罪捜査課」 密室殺人小説の達人、ディクスン・カーの短編集

密室殺人小説の達人、ディクスン・カーの短編集。あらすじと覚書。なるべくネタバレにはならないように、でも後でどんな話だったか思い出せるように。 前半の六篇の名探偵は、ロンドン警視庁に設置され、奇怪な事件ばかりを扱うD三課のマーチ大佐。肥満型の…