エムログ

古い映画感想ブログです。驚くほど忘れてしまうので備忘録として。

映画 タイトル順

【映画】「ニューオーリンズ(1947)」音楽への愛にあふれた良作。ジャズ界の伝説的大御所たちが本人役で実演も。

題名 ニューオーリンズ監督 アーサー・ルービン脚本 エリオット・ポール ほか出演 アルチューロ・デ・コルドヴァ、ドロシー・パトリック、ルイ・アームストロング、ビリー・ホリデイ、ウディ・ハーマン上映時間 90分制作年 1947年制作国 アメリカジャンル 音…

【映画】「荒野のガンマン(1961)」アクションではない西部劇~サム・ペキンパー監督デビュー作~

過去に傷つき過去に囚われている男と過去を持つ女が出会い、心を通わせていく物語。アクションというほどのシーンはなく、ちょっとした銃撃戦や殴りあうシーンがある程度。アパッチ族も出てくるが、白人側もアパッチ側も残虐行為は皆無。

【映画】「黒猫の怨霊(1962)」 エドガー・アラン・ポー原作・短編オムニバス映画3本立て

エドガー・アラン・ポー原作の映画をいくつか見たいと思って購入したもののひとつ。怖い映画が嫌いで全く見ないのだが、ポーが原作ならホラーと言ってもスプラッタとかではないはずだから大丈夫。 そうしたら当ブログ的に注目しているピーター・ローレが出て…

【映画】「スーパーマンⅡ 冒険編」 ロイス・レインといちゃいちゃするスーパーマン(念願が叶う)

シリーズ第二作目の見所はスーパーマンが、自分をスーパーならしめる能力を自ら捨てるくだりと、ロイス・レインとラブラブしちゃうところ。クラーク・ケントは割と簡単に超能力を捨てて、ロイスへの愛に生きていた。母ちゃん、「え、まじで、困惑~」みたい…

【映画】「ブラック・サンデー(1977)」 ハンニバル・レクター・シリーズの原作者トマス・ハリスのデビュー作

小説家トマス・ハリスといえば、1988年に出版されてジョディ・フォスター主演で映画化もされて大ヒットした『羊たちの沈黙』が非常に有名で、その後レクター博士初登場作である『レッド・ドラゴン』(1981年出版)も映画化されたし、後日譚である『ハンニバ…

【映画】「ショウ・ボート(1951)」 エヴァ・ガードナーが助演で力演

ミュージカル作品としては画期的に、黒人差別をさらっと扱っているところが特徴(解決は全くしないし、そのまま放置だけど)。黒人の血が一滴でも混じっていたらそれは黒人であり、白人との結婚も出来ないという、そういう時代。 映画冒頭、極彩色で華やかな…

【映画】「太陽は光り輝く(1953)」ジョン・フォード監督「プリースト判事(1934)」のセルフ・リメイク作品

ジョン・フォードが1934年に監督した作品『プリースト判事』のセルフ・リメイク作品だとのことで取り寄せて見てみた。オリジナルがお気に入りの私にとっては、監督のジョン・フォードが前作から20年を経て再度映画化したいと思ったのはなぜなんだろう、とい…

【映画】「アパートの鍵貸します(1960)」 ビリー・ワイルダー&ジャック・レモンの個性が光る

シャーリー・マクレーンがすごくかわいい、軽めのラブ・コメディの有名作。 そして超有名コメディアンで俳優のジャック・レモンが主役を演じている。彼をリスペクトしている日本の芸人や俳優は多いから、お笑いが好きならジャック・レモンは見ておいた方がい…

【映画】「デス・レース2000(1975)」 B級感あふれるバイオレンスの有名カルト映画

人類の半分が女だって? そんなこたあどうでもいい! 俺は撮りたい映画を撮るんだああ! 女の客なんざ相手にするかああ! ・・・と叫んだかどうかは知らないが、女の観客を全く当てにせずに作り上げた「清い」男の子向け映画。凡百の女どもなぞないがしろに…

【映画】「スーパーマン(1978)」 宇宙で一番孤独なヒーロー

別にスーパーマンが好きなわけじゃないんです。コスチュームも正直微妙だと思うし、クリストファー・リーヴが好きなわけでもない。元々アメコミ好きでもない。このシリーズのロイス・レインきらいだし。ぎすぎすと骨ばっていてシワっぽくて可愛くなくて、二…

【映画】「モンキー・ビジネス(1952)」 マリリン・モンローが出てるというだけの不発弾

ぜんぜん笑えなかったんですけどー(笑) なんだろう、まったく面白くなくて、それどころか不快に思うほどだった。 しかも私たぶんものすごく昔に見たことがあると思うんだなあ。見たことがあると思うのにはっきりと思いだせない。全く記憶の彼方に行っちゃっ…

【映画】「ナック(1965)」のちに生まれるミュージック・ビデオに大きな影響を与えた青春映画

とにかく女の子をモノにすることばかり考えている若者たちを、オフ・ビートな感覚で映画化した青春映画。ストーリーがどうとか、テーマがどうとかを語るタイプの映画ではなくて、感性とノリを楽しむ系の作風。ひと言で言うと「軽妙洒脱」という感じ。 監督は…

【映画】「類猿人ターザン(1932)」絶対に見た方がいいジョニー・ワイズミュラー版、第一作。

ええー、すごく面白かったんですけど。あんまり期待していなかったのは事実だけど、そのせいで面白く感じたというよりも、映画としてちゃんと面白かったし、驚きがあって良かった。一体どうやって撮影してるの? まずなにが凄かったって、とにかく主演のター…

【映画】「海底6万マイル(1916)」 ジュール・ヴェルヌ原作「海底2万里」の初本格映像化作品

ジュール・ヴェルヌの超有名作『海底2万マイル』の本格映像化第一弾。1916年制作なんて、そんな映画黎明期に海底や潜水艦が舞台のSF超大作に着手するなんて、昔の映画人はすごいなあ、志が高いなあ。超たのしみー (^◇^) ・・・って、か、か、かなりの脚…

【映画】「陽気な街(1937)」ゆるめのラブ・コメディ・ミュージカル

ミュージカル映画の始まりは、映画がトーキー化された後の『ブロードウェイ・メロディー(1929)』が最初で(未見)、その後40年代から50年代にかけて全盛期を迎え、60年代の半ばにはほぼ死ぬんだけど、この1937年公開の『陽気な街』はわりと最初の方の作品…

【映画】「救命艇(1944)」これも一種の密室劇。ヒッチコック監督作品。

大西洋上のボートの上だけでドラマが繰り広げられる一種の密室劇であり、サバイバル映画であり、サスペンス映画でもある。 最初は多少積んであった水やクラッカーなどの食料も大嵐に見舞われてすべて流されてしまうし、乗り合わせたドイツ軍人は敵国の兵士で…

【映画】「フリークス(1932)」この映画が問題作であることが問題

この冒頭の説明にある通り、おそらく二度と映画化されることはないだろう。実際に映画が公開された時はショックで流産した人がいたと言われるほどの騒ぎになり、監督は干され、イギリスでは30年間も上映禁止作品となった。 私は20代の頃に映画館でリバイバル…

【映画】「ヤング・シャーロック ピラミッドの謎(1985)」ホームズのパスティーシュ史上最も若いホームズが登場

前半はハリー・ポッター風の英国学園寄宿舎もの、中盤以降いきなりインディ・ジョーンズ化するという娯楽作。 ホームズとワトソン博士がもし高校時代に出会っていたら?という着想を元に作られた作品で原作者のコナン・ドイルは全く関係ない。 シャーロック…

【映画】「恐竜100万年(1966)」肉体派女優ラクエル・ウェルチをスターダムに押し上げた作品

これは『ジュラシック・パーク』シリーズなどの原点ともいえる作品。『紀元前百万年(1940)』のリメイクでもある(題名はこっちが正しい)。 見どころは、ラクエル・ウェルチの引き締まった肢体と、レイ・ハリーハウゼンのストップ・モーション・アニメーシ…

【映画】「バルカン超特急(1938)」ヒッチコック、イギリス時代の傑作

本作よりずっと後の作品だが、あきらかに『バニーレークは行方不明(1965)』『フライトプラン(2005)』に影響を与えていると思われる作品で、かつ水野晴郎のあの迷作『シベリア超特急(1996)』の元ネタw(質がはるかに低くて似ても似つかない、ヒッチコ…

【映画】「泳ぐひと(1968)」~詳しいあらすじと解釈~

主役で出ずっぱりのバート・ランカスターは最初から最後まで海パン一丁の衣装代いらず。このころ55歳くらい。 ある男が、知人のプールからプールへ泳ぎ渡りながら自宅へ帰ろうと思いついて実行するが、徐々に自分を取り巻く世界がうねうねと歪みだし、最後は…

【映画】「舞台恐怖症(1960)」ディートリッヒとリチャード・トッドのキャラ設定が効果的

引用:「私の幸福があなたの幸福なんでしょう。だからここまでしてくれた」 マレーネ・ディートリッヒの台詞 マレーネ・ディートリッヒの悪女ぶりと、リチャード・トッドの恋に溺れる間抜けぶりが後半にきっちり効いてくる、ヒッチコックらしいサスペンス・…

【映画】「フラッシュ・ゴードン(1980)」ジョージ・ルーカスが作ろうとしていたアメコミ・スペース・オペラ

「フラッシュ! ア~ア~!」というクイーンの主題歌も有名な、アメコミ・スペース・オペラ作品。 最初ジョージ・ルーカスが映画化を希望していて、それが叶わなかったから『スター・ウォーズ(1977)』を制作したという曰くありの映画。これがすんなり通っ…

【映画】「プリースト判事(1934)」ジョン・フォード監督、ウィル・ロジャース主演の人情コメディ

先日『アラバマ物語(1962)』を記事にしたとき、この『プリースト判事(1934)』もアメリカ南部が舞台だったな、と思い出したので見てみたらコメディだったのでびっくりした。シリアスかと思って見始めたので、出だしの裁判シーンで被告が寝てたから思わず…

【映画】「料理長(シェフ)殿、ご用心(1978)」ジャクリーン・ビセットが出ずっぱり。ブラックな味付けのサスペンス・コメディ

美食家で料理評論家のヴァンダヴィアさんが「世界最高の料理」として4人のシェフとその得意料理を選出し自らが発行する料理雑誌で発表したところ、そのシェフたちが雑誌の掲載順に、その選ばれた料理と同じ調理法で次々と殺害されていく、というおはなし。 …

【映画】「アラバマ物語(1962)」人種差別問題の根深さが、善人アティカスの向こうに透けて見える ~詳しいあらすじ付き~

時は1932年。世相は世界大恐慌の真っただ中で、そして人種差別の目立ちやすいアメリカでも特に黒人差別の嵐が吹き荒れていたアメリカ南部が舞台。 テーマは重いが難しい物語ではないし、物語がうまくできていて南部の町や大人たちの様子が子供たちの目線で描…

【映画】「謎の要人悠々逃亡!(1960)」英国製のゆる~い戦争コメディ

ストーリーは、イギリスの天才航空科学者が、英国軍から任務を言いつけられて爆撃機に乗って飛び立つが、ドイツ軍の砲弾が着弾して放り出され、ドイツの捕虜になってしまう。彼は収容所のマヌケな仲間の協力を得て、収容所の玄関口から堂々と脱走する、とい…

【映画】「サムソンとデリラ(1949)」悪女が好きになる映画。聖書の映画化作品としても必見。

サムソンとデリラといえば、旧約聖書に出てくる話の中でも「バベルの塔」とか「モーセの十戒」とか「ノアの方舟」ほどではないにしてもかなり有名な話で、キリスト教圏の映画や本などを見ていると台詞なんかで時々出てくるので、知っていて損はない聖書の逸…

【映画】「メトロポリス(1927)」まさに今こそ見るべき映画~フリッツ・ラングの代表作~

すばらしく良かった。テーマもストーリーも美術も演出も、アンドロイドの造形も。そして今の私達の話でもあると思った。名作の名に恥じぬ、普遍的な作品。 近未来ディストピアSFの代表作。フリッツ・ラング監督の代表作で、『スター・ウォーズ』のC-3POのデ…

【映画】「金星ロケット発射す(1960)」~平和を祈る東ドイツ制作のレアものSF~

「もしや行かなければよかったのでは」というオチが光る東ドイツとポーランドが合作した珍品SF。火星ではなく、金星に行くというのもレア。ハリウッド制作の古いSFに飽きた、マニア向け。 60年頃のSF映画であればセットや特撮はまあ、こんなもん。役者陣も華…