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好きな映画と、本と、あれこれ考えた事のための覚書ブログです

映画 タイトル順-外国映画 サ行

【映画】「ジェリー・ルイスの底抜け大学教授(1963)」 自分を愛そう! ほんとそう。

おすすめ度 ★★★この映画を簡単に一言で言えば、かの有名なロバート・ルイス・スティーヴンソンの小説『ジキル博士とハイド氏』の翻案です。 引用:「自分を愛そう 長く付き合うんだから 自分で自分を嫌っていては人生は悲惨だよ」 ジェリー・ルイス このセリ…

【映画】「ジェニイの肖像(1948)」 不思議な運命に取りつかれた男の、素晴らしくロマンティックな物語。

おすすめ度 ★★★★ これは不思議な運命に取りつかれた男の、素晴らしくロマンティックな物語。ちょっとSF風で、映画『ある日どこかで(1980)』を思い出す。あれが好きなら、これも好きに違いない、そんな映画。主役のイーベンを演じたのはジョゼフ・コットン…

【映画】「自転車泥棒(1948)」時の流れは残酷。映画のテーマが変わってしまった、戦後直後の大名作。

おすすめ度 ★★★ 真面目な、良い映画。文句などあろうはずがない。 ・・・あろうはずがなかったのだが、現実というものはさらに厳しかったらしい。 今回、ン十年ぶりに見てみたら、全く感動しない私がいた。

【映画】「市民ケーン(1941)」 一作で3度楽しめる。知れば知るほど楽しめる、映画史上最高のゴシップ映画【傑作】

おすすめ度 ★★★★★ 当時若干25歳の若者で、しかも映画など一度も撮ったことがないばかりか出演したこともないオーソン・ウェルズが、初監督にしてあらゆる映画手法を取り入れて撮影し映画史に輝く名作と相成った、ウェルズの神がかり的な才能がさく裂している…

【映画】「スーパーマンⅣ 最強の敵(1987)」 ひどく特撮がしょぼくなる

おすすめ度 ★★★★どした、制作陣。 映画が始まってすぐ、スーパーマンがこっちに向かって飛んでくるシーンで早くも「ありゃ?」と思うこと請け合い。なんかバカに特撮がしょぼくなってるような・・・特撮と言っても「合成」で、光の当たり具合が不自然で偽物…

【映画】「スーパーマンⅢ 電子の要塞(1983)」見どころはクラークの浮気と、やさぐれるスーパーマン

おすすめ度 ★★★ クリストファー・リーヴ版スーパーマン・シリーズの第3作目。 今回はⅠ、Ⅱとは打って変わって、クラーク以外のメンツが大分違くて、悪役も違えば、なんとヒロインも違う。 見どころはクラークがロイス以外の女にふらふらとしてしまい、なんと…

【映画】「スーパーマンⅡ 冒険編(1980)」 クラーク、割と軽い男だったことが発覚

おすすめ度 ★★★ パート2の見所は、クラーク・ケントが自分をスーパーならしめている能力を「ボクは愛に生きる!」と言って意外とあっさり放棄して、母ちゃんを「え、あなたマジで? 困惑~」みたいに驚かせていたことと、そのお相手ロイス・レインとラブラ…

【映画】「スーパーマン(1978)」 宇宙で一番孤独なヒーロー

おすすめ度 ★★ スーパーマンはなにか気になって、数年ごとになんとなく見直してしまうし、新作が公開されると「見ておこう」という気になる。あのスーパーマンのロゴを見ると胸が少しだけ熱くなる。 スーパーマンが虚空を飛んでいる姿を見ると、やっぱり胸が…

【映画】「さらばベルリンの灯(1966)」 いぶし銀のスパイ映画。リアルな演出がじわじわと沁みる。

おすすめ度 ★★★★★ 情報源の女教師は美人だし、お約束的に彼女と寝てはいたが、いわゆる劇画的な007シリーズとは一味違う、かなり現実的なスパイ映画。 実際、ジョージ・シーガル演ずるスパイ、クィラーは、全然楽しそうじゃない。表情は伏し目がちな上目使い…

【映画】「さらば青春の光(1979)」 ~邦題に偽りなし。そう、光はないのだ~カルト青春映画の傑作

おすすめ度 ★★★★★ 「俺は同じなんて真っ平だね。だからモッズさ。大物になりたいんだ」 ジミーの台詞より バイク、ドラッグ、パーティ、ケンカ。つまらない両親につまらない仕事、希望のない未来。60年代の若者が、精一杯背伸びしてイキがって、そして絶望し…

【映画】「少年と犬(1975)」 マッド・マックス2の元ネタ

おすすめ度 ★★★ 映画「マッド・マックス2」(1981)に影響を与えたと言われる作品。「世界の中心で愛を叫んだけもの」でおなじみハーラン・エリスンの原作で、核戦争で滅びかけた近未来が舞台。

【映画】「ソイレント・グリーン(1973)」~人間がいっぱい~ 未曽有の食糧危機がやってくる

おすすめ度 ★★★★★ 引用: 「俺がガキの頃は味があった」 ソルのセリフ 特撮のないSF映画の大傑作。チャールトン・ヘストンは『猿の惑星(1968)』に続き、また社会の真実を知ってしまった。さすが大スターは知る真実の重さと大きさが違う。 これはただの人口…

【映画】「十二人の怒れる男 (1957)」~疑わしきは被告人の利益に~ 密室劇の頂点 

おすすめ度 ★★★★ 言わずと知れた傑作、シドニー・ルメット監督の「12 ANGRY MEN」。撮影はたったの19日間。密室劇といえばこれ、脚本の書き方のお手本、と言われる作品。 窓から見える景色は絵だし、ほぼすべてのドラマが起こる舞台はたったの一室。絵的には…

【映画】「最後の人 (1924)」 最後の粋な計らいは余計。悲惨な物語は悲惨なままがいい

老いて現役から追われる主人公の悲しい姿は決して他人事ではない。いたって日常的に繰り広げられている出来事だし、誰にでも訪れる、回避できない人生の必然的イベントだ。とはいえ誰にでも訪れるからと言って悲劇じゃないわけじゃない。