エムログ

古い映画感想ブログです。驚くほど忘れてしまうので備忘録として。

映画 タイトル順-外国映画 サ行

【映画】「スーパーマンⅡ 冒険編」 ロイス・レインといちゃいちゃするスーパーマン(念願が叶う)

シリーズ第二作目の見所はスーパーマンが、自分をスーパーならしめる能力を自ら捨てるくだりと、ロイス・レインとラブラブしちゃうところ。クラーク・ケントは割と簡単に超能力を捨てて、ロイスへの愛に生きていた。母ちゃん、「え、まじで、困惑~」みたい…

【映画】「ショウ・ボート(1951)」 エヴァ・ガードナーが助演で力演

ミュージカル作品としては画期的に、黒人差別をさらっと扱っているところが特徴(解決は全くしないし、そのまま放置だけど)。黒人の血が一滴でも混じっていたらそれは黒人であり、白人との結婚も出来ないという、そういう時代。 映画冒頭、極彩色で華やかな…

【映画】「スーパーマン(1978)」 宇宙で一番孤独なヒーロー

別にスーパーマンが好きなわけじゃないんです。コスチュームも正直微妙だと思うし、クリストファー・リーヴが好きなわけでもない。元々アメコミ好きでもない。このシリーズのロイス・レインきらいだし。ぎすぎすと骨ばっていてシワっぽくて可愛くなくて、二…

【映画】「料理長(シェフ)殿、ご用心(1978)」ジャクリーン・ビセットが出ずっぱり。ブラックな味付けのサスペンス・コメディ

美食家で料理評論家のヴァンダヴィアさんが「世界最高の料理」として4人のシェフとその得意料理を選出し自らが発行する料理雑誌で発表したところ、そのシェフたちが雑誌の掲載順に、その選ばれた料理と同じ調理法で次々と殺害されていく、というおはなし。 …

【映画】「サムソンとデリラ(1949)」悪女が好きになる映画。聖書の映画化作品としても必見。

サムソンとデリラといえば、旧約聖書に出てくる話の中でも「バベルの塔」とか「モーセの十戒」とか「ノアの方舟」ほどではないにしてもかなり有名な話で、キリスト教圏の映画や本などを見ていると台詞なんかで時々出てくるので、知っていて損はない聖書の逸…

【映画】「さらばベルリンの灯(1966)」~いぶし銀のスパイ映画。リアルな演出がじわじわとしみる~あらすじ付き

戦勝国であるアメリカ・イギリス・フランス・ソ連に、敗戦国ドイツが分割統治されていた時代。ソ連管轄地域の真ん中に、離れ小島のように存在したベルリンを東西にわける壁(ベルリンの壁)ができて5年後の作品。 ****** あらすじ ****** 戦勝国であるアメリ…

【映画】「殺人幻想曲(1948)」~プレストン・スタージェス監督のドタバタ・コメディ~

この作品をリメイクした『殺したいほど愛されて(1984)』をかなり前に見てもの凄く面白かったので、そのオリジナルの方を見てみた。 主人公は妻の浮気を疑い殺害しようと完全犯罪をもくろむのだが、あまりにも自分に都合よく考えすぎていて全然うまくいかず…

【映画】「さらば青春の光(1979)」 ~邦題に偽りなし。そう、光はないのだ~カルト青春映画の傑作

「俺は同じなんて真っ平だね。だからモッズさ。大物になりたいんだ」 ジミーの台詞より バイク、ドラッグ、パーティ、ケンカ。つまらない両親につまらない仕事、希望のない未来。60年代の若者が、精一杯背伸びしてイキがって、そして絶望していく、ジリジリ…

【映画】「ショック集団(1963)」~サミュエル・フラーの心理スリラー~

とある精神病院に入所している ”黒人男性”が、突然立ち上がってこう叫ぶ。 「神がわが町を訪れたら憤慨なさるでしょう。まさに黒人の温床です。学校、バス、喫茶店、トイレ。私はアメリカ主義者、白人至上主義だ! 聞け、同胞よ! アメリカは白人のものだ! …

【映画】「世紀の女王(1944)」 ~泳ぐ! エスター・ウィリアムズの初主演作~

主演のエスター・ウィリアムズが「笑顔全開&カメラ目線」で泳ぎまくる!! 最盛期のMGMスタジオが、歌って踊るミュージカルに飽き足らず、泳ぐシンクロナイズド・ミュージカルを編み出してしまった、その記念すべき第一作。 映画の内容はいたって単純な、安…

【映画】「少年と犬(1975)」 ~マッド・マックス2の元ネタ 傑作映画~

映画「マッド・マックス2」(1981)に影響を与えたと言われる作品。「世界の中心で愛を叫んだけもの」でおなじみハーラン・エリスンの原作で、核戦争で滅びかけた近未来が舞台。 喋る犬と共に生きる少年が、地下にある豊かなソサエティに潜り込み、幻滅し、…

【映画】「ソイレント・グリーン(1973)」~特撮のない傑作SF~

特撮のないSF映画の大傑作。 チャールトン・ヘストンは『猿の惑星』に続き、また人類の真実を知ってしまったのか。さすがスターは知る秘密の重さ、大きさが違う。 ・・・なんかチャールトン・ヘストンって、風呂に入ってない感じがする。もちろんこの作品の…

【映画】「白い恐怖 (1945)」~グレゴリー・ペックの美しさ~

ヒッチコック見つけた? 私は見つけた。今回はすごく分かりやすかった。 ヒッチコックのアメリカ進出後、第10作目。イングリッド・バーグマン、グレゴリー・ペック主演。前半はラブロマンス、後半に行くにしたがってだんだんサイコスリラーになっていく。 物…

【映画】「十二人の怒れる男 (1957)」~疑わしきは被告人の利益に~ 密室劇の頂点 

言わずと知れた傑作、シドニー・ルメット監督の「12 ANGRY MEN」。乱暴にひと言で行ってしまえば「疑わしきは罰せず」「推定無罪」がテーマ。密室劇といえばこれ、という作品。そして名優の誉れ高い、ヘンリー・フォンダの代表作でもある。元は54年のTVドラ…

【映画】「周遊する蒸気船 (1935)」~わーっと行って、わーっとなって、わーわーわーいとなるドタバタ・コメディ~

いえーい。ハイテンション・ドタバタ・コメディとでも言おうか。見終わった後、わーい、パチパチパチと拍手した。 当時のアメリカの国民的大スター、ウィル・ロジャース主演の蒸気船レース映画。ウィル・ロジャースいいねー。この映画の頃はもう初老って感じ…

【映画】「最後の人 (1924)」 ~悲惨な物語は悲惨なままがいい~

最後の粋なはからいは余計。妻の献身も、近所の人々の尊敬も、ドアマンという職業と金ボタンの制服があってこそ。悲惨な物語は、それが現実であるがゆえに悲惨なままでいい。これは誰にでも起こる出来事なのだ。 主人公を演じたエミール・ヤニングスは当代き…