映画 国別-イギリス
映画はコケちゃった説があるけれど、この映画私は好き。映画全編にわたって実にテリー・ギリアムだったし、特撮がとにかく素晴らしくて美しかった。 それに私はこのバロン・ミュンヒハウゼンの心がせつなくて、私も一緒になって「つまらん世の中じゃ!!」っ…
戦争が舞台だが歴史ものではなく、イギリスとナチスの工作員同士が騙しあいを繰り広げるサスペンスで、歴史的な経緯を知らなくても大丈夫な、かなり面白い娯楽作になっていた。 監督は今作の9年後に、ツィターの音が猛烈にうるさい映画史上に残る名作『第三…
本の所有が禁じられた近未来。毎日届く新聞は漫画のみ。それも吹き出しがないという徹底した管理社会。人々はTVにかじりついて思考停止状態にあり、本を所有している人は告発され、蔵書はすべて燃やされてしまう・・・
とにかく女の子をモノにすることばかり考えている若者たちを、オフ・ビートな感覚で映画化した青春映画。ストーリーがどうとか、テーマがどうとかを語るタイプの映画ではなくて、感性とノリを楽しむ系の作風。ひと言で言うと「軽妙洒脱」という感じ。 監督は…
本作よりずっと後の作品だが、あきらかに『バニーレークは行方不明(1965)』『フライトプラン(2005)』に影響を与えていると思われる作品で、かつ水野晴郎のあの迷作『シベリア超特急(1996)』の元ネタw(質がはるかに低くて似ても似つかない、ヒッチコ…
引用:「私の幸福があなたの幸福なんでしょう。だからここまでしてくれた」 マレーネ・ディートリッヒの台詞 マレーネ・ディートリッヒの悪女ぶりと、リチャード・トッドの恋に溺れる間抜けぶりが後半にきっちり効いてくる、ヒッチコックらしいサスペンス・…
ストーリーは、イギリスの天才航空科学者が、英国軍から任務を言いつけられて爆撃機に乗って飛び立つが、ドイツ軍の砲弾が着弾して放り出され、ドイツの捕虜になってしまう。彼は収容所のマヌケな仲間の協力を得て、収容所の玄関口から堂々と脱走する、とい…
戦勝国であるアメリカ・イギリス・フランス・ソ連に、敗戦国ドイツが分割統治されていた時代。ソ連管轄地域の真ん中に、離れ小島のように存在したベルリンを東西にわける壁(ベルリンの壁)ができて5年後の作品。 ****** あらすじ ****** 戦勝国であるアメリ…
本作は1979年の英米合作のTV映画。タイタニックが主題の映画では初のカラー作品で、制作費は500万ドル。日本では劇場公開もされているらしい。 DVDのパッケージを見ると「セミ・ドキュメンタリー」として制作されたとある。映画冒頭で「事実と関係者の談話に…
「俺は同じなんて真っ平だね。だからモッズさ。大物になりたいんだ」 ジミーの台詞より バイク、ドラッグ、パーティ、ケンカ。つまらない両親につまらない仕事、希望のない未来。60年代の若者が、精一杯背伸びしてイキがって、そして絶望していく、ジリジリ…
はははー(笑)、この映画大好き。大好きな映画だけど、どんなストーリーなのか全然わからん(笑) わからなくても楽しい、いや楽しいからこそストーリーなんかそっちのけになってしまう尊いおバカ映画の傑作。終始ニヤニヤしながら楽しめる。 そして美女が…
ダメ男のセールスマン、ジョニーは売り上げを伸ばそうと無理して車を購入するが、一週間足らずで盗まれてしまう。車が無ければ成果をあげられないと、妻の反対も押し切って執拗に車の行方を探し続ける。その一念が、車を盗んだ街のチンピラや、車泥棒の親玉…
原題は「The Italian Job」直訳すれば「イタリア人の仕事」。でもGoogle翻訳をかけたら「いいかげんな仕事内容」とでたよ。おーい、イタリア人いわれてるよー、って思ったが、当時イタリア人はこの題名なのに気持ちよく撮影を許したらしい。すてき。 まあイ…
「結婚したプリマなどどうでもいい。彼女は終わった」 レルモントフの台詞より その言葉をじっと聞くヴィッキー。 結婚を理由に解雇したボロンスカヤを見送る冷ややかなレルモントフ。その様子を汽車の窓からじっと見つめるヴィッキーのまなざし。 この映画…
なんなのー、いきなりー。スケキヨかと思ったー。こわーい。(´▽`*) 見終わった感想を一言で言えば、「12チャンネルの昼間に見るとしっくりくるな」という感じ。深夜放送とかではなく、12チャンの昼間。うん、ぴったり。 どうやらこの映画を制作したのは、ハ…
アントン・カラスのツィター演奏が「これでもかー、これでもかー」とうるさい映画。 そして、きわめて評価の高い「光と影の映像美」、抑制の取れた演出、人生や運命の苦さが光るストーリーで、「評判にたがわぬ渋い映画だなあ」と感心。昭和時代、名作映画ラ…
ミステリー界では有名な、1965年の英国映画「バニー・レークは行方不明」を見た。原作も映画も評判を取っていながら、日本公開時には大してヒットもせず、ビデオやDVDにもなかなかならず、ようやく円盤化されたと思ったらすぐに絶版となり(企画ものだったの…