エムログ

古い映画を中心に、本、仕事・・・etc. 驚くほど忘れてしまうので備忘録として。

映画 国別-イギリス

【映画】「舞台恐怖症(1960)」ディートリッヒとリチャード・トッドのキャラ設定が効果的

引用:「私の幸福があなたの幸福なんでしょう。だからここまでしてくれた」 マレーネ・ディートリッヒの台詞 マレーネ・ディートリッヒの悪女ぶりと、リチャード・トッドの恋に溺れる間抜けぶりが後半にきっちり効いてくる、ヒッチコックらしいサスペンス・…

【映画】「謎の要人悠々逃亡!(1960)」英国製のゆる~い戦争コメディ

ストーリーは、イギリスの天才航空科学者が、英国軍から任務を言いつけられて爆撃機に乗って飛び立つが、ドイツ軍の砲弾が着弾して放り出され、ドイツの捕虜になってしまう。彼は収容所のマヌケな仲間の協力を得て、収容所の玄関口から堂々と脱走する、とい…

【映画】「さらばベルリンの灯(1966)」~いぶし銀のスパイ映画。リアルな演出がじわじわとしみる~あらすじ付き

戦勝国であるアメリカ・イギリス・フランス・ソ連に、敗戦国ドイツが分割統治されていた時代。ソ連管轄地域の真ん中に、離れ小島のように存在したベルリンを東西にわける壁(ベルリンの壁)ができて5年後の作品。 ****** あらすじ ****** 戦勝国であるアメリ…

【映画】「失われた航海(1979)」~事実に基づいて作られた群像劇タイタニック~

本作は1979年の英米合作のTV映画。タイタニックが主題の映画では初のカラー作品で、制作費は500万ドル。日本では劇場公開もされているらしい。 DVDのパッケージを見ると「セミ・ドキュメンタリー」として制作されたとある。映画冒頭で「事実と関係者の談話に…

【映画】「さらば青春の光(1979)」 ~邦題に偽りなし。そう、光はないのだ~カルト青春映画の傑作

「俺は同じなんて真っ平だね。だからモッズさ。大物になりたいんだ」 ジミーの台詞より バイク、ドラッグ、パーティ、ケンカ。つまらない両親につまらない仕事、希望のない未来。60年代の若者が、精一杯背伸びしてイキがって、そして絶望していく、ジリジリ…

【映画】「カジノロワイヤル(1967)」 ~ジェームズ・ボンドのおバカ版~ おバカ映画の傑作カルト作品~

はははー(笑)、この映画大好き。大好きな映画だけど、どんなストーリーなのか全然わからん(笑) わからなくても楽しい、いや楽しいからこそストーリーなんかそっちのけになってしまう尊いおバカ映画の傑作。終始ニヤニヤしながら楽しめる。 そして美女が…

【映画】「喰いついたら放すな(1960)」 ~出世しない男の出世しない理由がよくわかる映画~

ダメ男のセールスマン、ジョニーは売り上げを伸ばそうと無理して車を購入するが、一週間足らずで盗まれてしまう。車が無ければ成果をあげられないと、妻の反対も押し切って執拗に車の行方を探し続ける。その一念が、車を盗んだ街のチンピラや、車泥棒の親玉…

【映画】「ミニミニ大作戦(1969)」 ~いいかげんなのはどっち? 車が主役の痛快作~

原題は「The Italian Job」直訳すれば「イタリア人の仕事」。でもGoogle翻訳をかけたら「いいかげんな仕事内容」とでたよ。おーい、イタリア人いわれてるよー、って思ったが、当時イタリア人はこの題名なのに気持ちよく撮影を許したらしい。すてき。 まあイ…

【映画】「赤い靴(1948)」 ~結婚したプリマなどどうでもいい~ バレエ映画の最高峰

「結婚したプリマなどどうでもいい。彼女は終わった」 レルモントフの台詞より その言葉をじっと聞くヴィッキー。 結婚を理由に解雇したボロンスカヤを見送る冷ややかなレルモントフ。その様子を汽車の窓からじっと見つめるヴィッキーのまなざし。 この映画…

【映画】「オペラ座の怪人(1962)」 仮面はいらない気がする ~ハーバート・ロム版~ 

なんなのー、いきなりー。スケキヨかと思ったー。こわーい。(´▽`*) 見終わった感想を一言で言えば、「12チャンネルの昼間に見るとしっくりくるな」という感じ。深夜放送とかではなく、12チャンの昼間。うん、ぴったり。 どうやらこの映画を制作したのは、ハ…

【映画】「第三の男(1949)」 ~光と影~苦くて渋い、大人の映画

アントン・カラスのツィター演奏が「これでもかー、これでもかー」とうるさい映画。 そして、きわめて評価の高い「光と影の映像美」、抑制の取れた演出、人生や運命の苦さが光るストーリーで、「評判にたがわぬ渋い映画だなあ」と感心。昭和時代、名作映画ラ…

【映画】「バニー・レークは行方不明(1965)」 ~「いる」ことを証明できますか~

ミステリー界では有名な、1965年の英国映画「バニー・レークは行方不明」を見た。原作も映画も評判を取っていながら、日本公開時には大してヒットもせず、ビデオやDVDにもなかなかならず、ようやく円盤化されたと思ったらすぐに絶版となり(企画ものだったの…