エムログ

古い映画を中心に、本、仕事・・・etc. 驚くほど忘れてしまうので備忘録として。

映画 国別-ドイツ

【映画】「メトロポリス(1927)」まさに今こそ見るべき映画~フリッツ・ラングの代表作~

すばらしく良かった。テーマもストーリーも美術も演出も、アンドロイドの造形も。そして今の私達の話でもあると思った。名作の名に恥じぬ、普遍的な作品。 近未来ディストピアSFの代表作。フリッツ・ラング監督の代表作で、『スター・ウォーズ』のC-3POのデ…

【映画】「M(1931)」 ~頭おかしいと無罪ですか。法の矛盾を問いただす~

サントラのない本作。流れる音楽は「口笛」。SF映画の金字塔「メトロポリス」を撮影した監督フリッツ・ラング初のトーキー作品。サイコ・サスペンスのはしり。 まだ若かりしコンセイユが、じゃなかった、ピーター・ローレが27歳で主演した出世作。特徴的なギ…

【映画】「會議は踊る(1931)」 ~されど進まず~ ドイツが誇る喜劇映画~

映画音楽も有名なオペレッタ映画。1814年「ウィーン会議」中のロシア皇帝と手袋店の売り子の恋物語。 ウィーン会議というのは、ナポレオン・ボナパルト失脚後にヨーロッパ中の代表が集まって開かれた会議で、何ヶ月経ってもなんの進展もなく「会議は踊る、さ…

【映画】「最後の人 (1924)」 ~悲惨な物語は悲惨なままがいい~

最後の粋なはからいは余計。妻の献身も、近所の人々の尊敬も、ドアマンという職業と金ボタンの制服があってこそ。悲惨な物語は、それが現実であるがゆえに悲惨なままでいい。これは誰にでも起こる出来事なのだ。 主人公を演じたエミール・ヤニングスは当代き…

【映画】「カリガリ博士(1919)」~ドイツ表現主義の代表作~

大正8年の作品。ドイツ表現主義映画といえばまずはこれ。 芝居が大仰なのは時代柄もあると思うが、それ以上に誇張されている。他のサイレント映画ではここまで大仰にはやっていない。演技も美術も、映画に描かれるものすべてが誇張されていて、過激で奇抜。…