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割と自己流で生きています

映画 国別-ドイツ

【映画】「カリガリ博士(1919)」~過激で奇抜~ 一度見たら忘れられない

おすすめ度 ★★★★ 大正8年の作品。ドイツ表現主義映画といえばまずはこれ、というくらい絶対見るべき映画。 演技も美術も、映画に描かれるものすべてが誇張されていて、過激で奇抜。芸術です。

【映画】「メトロポリス(1927)」今の方がずっとマッド ~ フリッツ・ラングの代表作~

おすすめ度 ★★★★★ すばらしかった。テーマもストーリーも美術も演出も、アンドロイドの造形も。そして今の私達の話でもあると思った。名作の名に恥じぬ、普遍的な作品。 近未来ディストピアSFの代表作であり、名匠フリッツ・ラング監督の代表作でもあり、『…

【映画】「吸血鬼ノスフェラトゥ(1922)」吸血鬼ドラキュラの初映画化作品

おすすめ度 ★★★ 映画マニアを目指す方にはお勧めするが、「ちょーおもしろーい」とかいう類の映画ではないと思ったので、一般の映画ファンはあまり楽しめないかもしれない(そういう方は見ようと思わないだろうけど)。

【映画】「M(1931)」 ピーター・ローレ主演の傑作 ~頭がおかしいと無罪ですか。法の矛盾を問いただす~

おすすめ度 ★★★★★ サントラのない本作。流れる音楽は「口笛」。SF映画の金字塔「メトロポリス」を撮影した監督フリッツ・ラング初のトーキー作品。サイコ・サスペンスのはしり。 まだ若かりしピーター・ローレが27歳で主演した出世作。特徴的なギョロ目で、…

【映画】「最後の人 (1924)」 最後の粋な計らいは余計。悲惨な物語は悲惨なままがいい

老いて現役から追われる主人公の悲しい姿は決して他人事ではない。いたって日常的に繰り広げられている出来事だし、誰にでも訪れる、回避できない人生の必然的イベントだ。とはいえ誰にでも訪れるからと言って悲劇じゃないわけじゃない。