エムログ

古い映画感想ブログです。驚くほど忘れてしまうので備忘録として。

映画 年代別-外国映画 1920年代

【映画】「メトロポリス(1927)」まさに今こそ見るべき映画~フリッツ・ラングの代表作~

すばらしく良かった。テーマもストーリーも美術も演出も、アンドロイドの造形も。そして今の私達の話でもあると思った。名作の名に恥じぬ、普遍的な作品。 近未来ディストピアSFの代表作。フリッツ・ラング監督の代表作で、『スター・ウォーズ』のC-3POのデ…

【映画】「ノートルダムのせむし男(1923)」 ~傑作~ ロン・チェイニー版カジモド 詳しいあらすじ付き

何度も映画化されてディズニー版もつくられた、ヴィクトル・ユゴー原作「ノートルダム・ド・パリ」の初映画化作品。ストーリーもさることながら、登場人物たちが生き生きキラキラしていて映画を引っ張る。 せむし男の名前は一般に「カジモド」だけど、この映…

【映画】「ベン・ハー(1925)」~やはり主役はイエスさま~

素晴らしかった。ううーん、やっぱり映画にセリフっていらないのかもしれないなあ。大正14年でなあ、こういう映画をなあ、作るんだよなあ、アメリカは。昔の映画を見ると「本当に映画ってすばらしいものですね(水野晴郎風に)」という気持ちになる。 20年代…

【映画】「オペラ座の怪人(1925)」~ロン・チェイニー版~

おや? (゜-゜) エリックってこんなだったんだ。っていうか、いいの?エリック、これで。もうちょっと似合うのなかった? オペラ座の怪人の「1925年版を見よう」なんていう人は、絶対にアンドリュー・ロイド・ウェーバー版のミュージカル(1986)か、その映…

【映画】「極北の怪異(極北のナヌーク)(1922)」~ドキュメンタリー映画の幕開け~

怠けたら死ぬ世界。 これはドキュメンタリー映画の先駆けとなった作品。 今からちょうど100年前の1919年、カナダ極北の地、ハドソン湾の右岸ウンガヴァに住むエスキモー(イヌイット)の一家族、ナヌーク一家を一年かけて取材したもので、当時、英国ほどの広…

【映画】「最後の人 (1924)」 ~悲惨な物語は悲惨なままがいい~

最後の粋なはからいは余計。妻の献身も、近所の人々の尊敬も、ドアマンという職業と金ボタンの制服があってこそ。悲惨な物語は、それが現実であるがゆえに悲惨なままでいい。これは誰にでも起こる出来事なのだ。 主人公を演じたエミール・ヤニングスは当代き…