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割と自己流で生きています

映画 年代別-外国映画 1960年代

【映画】「タイム・マシン(1960)」前向きな結末が胸アツな、希望のタイム・マシン 

おすすめ度 ★★★ 「ミニチュア・タイムマシン作る方が難しくね?」とか「マッチを擦ってるけど、さっき水に飛び込んでたような・・・」とか「薪もまた随分と一か所に集まってるなー。しかもえらくキレイな薪だな」とか思ってはいけません。

【映画】「ミニミニ大作戦(1969)」 ~すべてがいいかげん。車が主役の痛快作~

おすすめ度 ★★★(個人的には★5)原題は「The Italian Job」。直訳すれば「イタリア人の仕事」。 でもGoogle翻訳をかけると「いいかげんな仕事内容」と出る。 おーい、イタリア人言われてるよー、って思ったが、当時イタリア人はこの題名なのに気持ちよく撮影…

【映画】「アラバマ物語(1962)」アティカスの善人ぶりが胡散臭い、アメリカ映画の大傑作

おすすめ度 ★★★★ テーマは重いが難しい物語ではないし、物語がうまくできていて南部の町や大人たちの様子が子供たちの目線で描かれているため、スムーズに世界に入り込める。

【映画】「ショック集団(1963)」 果たして狂気は伝染するのか。

おすすめ度 ★★★ 「私はアメリカ主義者、白人至上主義だ! 聞け、同胞よ! アメリカは白人のものだ! 石を投げ、爆弾を投げつけるのだ! 黒人の外国人どもを吹き飛ばせ!

【映画】「金星ロケット発射す(1960)」~東ドイツ制作の超レア物SF作品~

「もしや行かなければよかったのでは」というオチが光る東ドイツとポーランドが合作した珍品SF。火星ではなく、金星に行くというのもレア。ハリウッド制作の古いSFに飽きた、マニア向け。

【映画】「バニー・レークは行方不明(1965)」 ~「いる」ことを証明できますか~

おすすめ度 ★★★この映画の肝はバニーが登場しないところにある。 映画の後半になるまで画面にバニーが現れず、母親の発言の中でのみバニーの存在が語られる。ぬいぐるみが出てきたり、歯ブラシも2つあったり、服も映るし、母親がお菓子を買ったりなんかはし…

【映画】「謎の要人悠々逃亡!(1960)」 ラストで ”ほっこり” させられる、脱走映画の佳作

おすすめ度 ★★★ 脱走映画の面白いところは、人間はどんな環境下であっても希望を持ち続ける人たちは、平時では思いつかないような飛躍的なアイディアを思いつき、それを実行する鉄の意志を持てるのだなあと思えるところ。

【映画】「黒猫の怨霊(1962)」 エドガー・アラン・ポー原作・短編オムニバス映画3本立て

おすすめ度 ★★★★ 結論から言うとこのDVDは掘り出し物だった。 ポー原作の短編小説から映画化された、3作品のオムニバス映画。 エドガー・アラン・ポー原作の映画をいくつか見たいと思って購入したもののひとつ。私は怖い映画が苦手で全く見ないのだけれど、…

【映画まとめ】「ケープ・フィアー(1991)」 と、そのオリジナル版「恐怖の岬(1962)」の両方を見た

オリジナルの方が★2つなのはいいとして、リメイク版が★2つなのは異論がある方も多いかもしれない。 なぜ★2つなのかというと、だってリメイク版はゾンビ映画なのかもしれないんだもん笑。 それも、サイコ → スリラー → ホラー → ゾンビ となって、最後はコメ…

【映画】「ジェリー・ルイスの底抜け大学教授(1963)」 自分を愛そう! ほんとそう。

おすすめ度 ★★★この映画を簡単に一言で言えば、かの有名なロバート・ルイス・スティーヴンソンの小説『ジキル博士とハイド氏』の翻案です。 引用:「自分を愛そう 長く付き合うんだから 自分で自分を嫌っていては人生は悲惨だよ」 ジェリー・ルイス このセリ…

自覚がない人 〜出世しない男の出世しない理由〜 

本当にダメな人は「自覚すらない」ということは大いに考えられます。「自分は評価されていない」とか「なんであいつが課長で俺はうんぬん」とか「あいつは上に気に入られてる」とか、人のせい何かのせい、そんなことばっかり言っていて、周りからは「そうじ…

【映画】「まごころを君に(アルジャーノンに花束を)(1968)」 これは私たちの物語。映画化と、原作のこと。

おすすめ度 ★★★ 私は高校生くらいの時にこの作品を読んで、感動したのと同時に「なんて恐ろしい」と心底悶えたのは、自分の未来が見えたような気がしたからでした。 人は誰でも赤ちゃんからスタートして、成長して、頭もよくなって、色々なことを判断するこ…

【映画】「華氏451(1966)」 思考を放棄した人々。これはもはや私たちの物語。

おすすめ度 ★★★★★ この映画で人々は、惚けたようにテレビの前に座り続け、テレビが言う事を信じ切って疑問を抱かない。思考することを放棄し、何に対しても疑問を抱かずただ言うなりになっていて、その代表であり象徴がモンターグの妻リンダなのだ。

【映画】「泳ぐひと(1968)」主人公の自己欺瞞が暴かれていく~詳しいあらすじと解釈~

おすすめ度 ★★★★★ 主役で出ずっぱりのバート・ランカスターは最初から最後まで海パン一丁の衣装代いらず。このころ55歳くらい。 ある男が、知人のプールからプールへ泳ぎ渡りながら自宅へ帰ろうと思いついて実行するが、徐々に自分を取り巻く世界がうねうね…

【映画】「さらばベルリンの灯(1966)」 いぶし銀のスパイ映画。リアルな演出がじわじわと沁みる。

おすすめ度 ★★★★★ 情報源の女教師は美人だし、お約束的に彼女と寝てはいたが、いわゆる劇画的な007シリーズとは一味違う、かなり現実的なスパイ映画。 実際、ジョージ・シーガル演ずるスパイ、クィラーは、全然楽しそうじゃない。表情は伏し目がちな上目使い…

【映画】「カジノ・ロワイヤル(1967)」 大量美人。~ジェームズ・ボンドのおバカ版~ 傑作カルト作品

おすすめ度 ★★★★ 美女が猛烈に出てくる。若いのから年増まで、はてはエキストラに至るまで、ぜーんいん美女。壁の花みたいなチラッと映るだけの女性でもみーんな美人。隅々まで美人。今までこれほどまでに全員美人を集めた映画があっただろうか。 オースティ…

【映画】「地球の危機(1961)」 ~TVシリーズ『原子力潜水艦シービュー号』の元ネタ~

おすすめ度 ★★ このタイミングで巨大タコ登場 (; ・`д・´) はオドロキ。そして意外な真犯人。そうきましたかあ。科学的なのかなんなのか良く分からないところも多々ありながらも、娯楽作としては楽しめる。

【映画】「オペラ座の怪人(1962)」 仮面はいらない気がする ~ハーバート・ロム版~ 

なんなのー、いきなりー。スケキヨかと思ったー。こわーい。(´▽`*) 見終わった感想を一言で言えば、「12チャンネルの昼間に見るとしっくりくるな」という感じ。深夜放送とかではなく、12チャンの昼間。うん、ぴったり。 どうやらこの映画を制作したのは、ハ…