エムログ

古い映画感想ブログです。驚くほど忘れてしまうので備忘録として。

映画 年代別-外国映画 1960年代

【映画】「荒野のガンマン(1961)」アクションではない西部劇~サム・ペキンパー監督デビュー作~

過去に傷つき過去に囚われている男と過去を持つ女が出会い、心を通わせていく物語。アクションというほどのシーンはなく、ちょっとした銃撃戦や殴りあうシーンがある程度。アパッチ族も出てくるが、白人側もアパッチ側も残虐行為は皆無。

【映画】「黒猫の怨霊(1962)」 エドガー・アラン・ポー原作・短編オムニバス映画3本立て

エドガー・アラン・ポー原作の映画をいくつか見たいと思って購入したもののひとつ。怖い映画が嫌いで全く見ないのだが、ポーが原作ならホラーと言ってもスプラッタとかではないはずだから大丈夫。 そうしたら当ブログ的に注目しているピーター・ローレが出て…

【映画】「アパートの鍵貸します(1960)」 ビリー・ワイルダー&ジャック・レモンの個性が光る

シャーリー・マクレーンがすごくかわいい、軽めのラブ・コメディの有名作。 そして超有名コメディアンで俳優のジャック・レモンが主役を演じている。彼をリスペクトしている日本の芸人や俳優は多いから、お笑いが好きならジャック・レモンは見ておいた方がい…

【映画】「ナック(1965)」のちに生まれるミュージック・ビデオに大きな影響を与えた青春映画

とにかく女の子をモノにすることばかり考えている若者たちを、オフ・ビートな感覚で映画化した青春映画。ストーリーがどうとか、テーマがどうとかを語るタイプの映画ではなくて、感性とノリを楽しむ系の作風。ひと言で言うと「軽妙洒脱」という感じ。 監督は…

【映画】「恐竜100万年(1966)」肉体派女優ラクエル・ウェルチをスターダムに押し上げた作品

これは『ジュラシック・パーク』シリーズなどの原点ともいえる作品。『紀元前百万年(1940)』のリメイクでもある(題名はこっちが正しい)。 見どころは、ラクエル・ウェルチの引き締まった肢体と、レイ・ハリーハウゼンのストップ・モーション・アニメーシ…

【映画】「泳ぐひと(1968)」~詳しいあらすじと解釈~

主役で出ずっぱりのバート・ランカスターは最初から最後まで海パン一丁の衣装代いらず。このころ55歳くらい。 ある男が、知人のプールからプールへ泳ぎ渡りながら自宅へ帰ろうと思いついて実行するが、徐々に自分を取り巻く世界がうねうねと歪みだし、最後は…

【映画】「アラバマ物語(1962)」人種差別問題の根深さが、善人アティカスの向こうに透けて見える ~詳しいあらすじ付き~

時は1932年。世相は世界大恐慌の真っただ中で、そして人種差別の目立ちやすいアメリカでも特に黒人差別の嵐が吹き荒れていたアメリカ南部が舞台。 テーマは重いが難しい物語ではないし、物語がうまくできていて南部の町や大人たちの様子が子供たちの目線で描…

【映画】「謎の要人悠々逃亡!(1960)」英国製のゆる~い戦争コメディ

ストーリーは、イギリスの天才航空科学者が、英国軍から任務を言いつけられて爆撃機に乗って飛び立つが、ドイツ軍の砲弾が着弾して放り出され、ドイツの捕虜になってしまう。彼は収容所のマヌケな仲間の協力を得て、収容所の玄関口から堂々と脱走する、とい…

【映画】「金星ロケット発射す(1960)」~平和を祈る東ドイツ制作のレアものSF~

「もしや行かなければよかったのでは」というオチが光る東ドイツとポーランドが合作した珍品SF。火星ではなく、金星に行くというのもレア。ハリウッド制作の古いSFに飽きた、マニア向け。 60年頃のSF映画であればセットや特撮はまあ、こんなもん。役者陣も華…

【映画】「さらばベルリンの灯(1966)」~いぶし銀のスパイ映画。リアルな演出がじわじわとしみる~あらすじ付き

戦勝国であるアメリカ・イギリス・フランス・ソ連に、敗戦国ドイツが分割統治されていた時代。ソ連管轄地域の真ん中に、離れ小島のように存在したベルリンを東西にわける壁(ベルリンの壁)ができて5年後の作品。 ****** あらすじ ****** 戦勝国であるアメリ…

【映画】「カジノロワイヤル(1967)」 ~ジェームズ・ボンドのおバカ版~ おバカ映画の傑作カルト作品~

はははー(笑)、この映画大好き。大好きな映画だけど、どんなストーリーなのか全然わからん(笑) わからなくても楽しい、いや楽しいからこそストーリーなんかそっちのけになってしまう尊いおバカ映画の傑作。終始ニヤニヤしながら楽しめる。 そして美女が…

【映画】「喰いついたら放すな(1960)」 ~出世しない男の出世しない理由がよくわかる映画~

ダメ男のセールスマン、ジョニーは売り上げを伸ばそうと無理して車を購入するが、一週間足らずで盗まれてしまう。車が無ければ成果をあげられないと、妻の反対も押し切って執拗に車の行方を探し続ける。その一念が、車を盗んだ街のチンピラや、車泥棒の親玉…

【映画】「ミニミニ大作戦(1969)」 ~いいかげんなのはどっち? 車が主役の痛快作~

原題は「The Italian Job」直訳すれば「イタリア人の仕事」。でもGoogle翻訳をかけたら「いいかげんな仕事内容」とでたよ。おーい、イタリア人いわれてるよー、って思ったが、当時イタリア人はこの題名なのに気持ちよく撮影を許したらしい。すてき。 まあイ…

【映画】「地球の危機(1961)」 ~TVシリーズ『原子力潜水艦シービュー号』の元ネタ~

このタイミングで巨大タコ登場 (; ・`д・´) はオドロキ。そして意外な真犯人。そうきましたかあ。科学的なのかなんなのか良く分からないところも多々ありながらも、娯楽作としては楽しめる。 「今日の無謀な夢も明日の現実」 ハリマン・ネルソン提督のセリフよ…

【映画】「オペラ座の怪人(1962)」 仮面はいらない気がする ~ハーバート・ロム版~ 

なんなのー、いきなりー。スケキヨかと思ったー。こわーい。(´▽`*) 見終わった感想を一言で言えば、「12チャンネルの昼間に見るとしっくりくるな」という感じ。深夜放送とかではなく、12チャンの昼間。うん、ぴったり。 どうやらこの映画を制作したのは、ハ…

【映画】「ショック集団(1963)」~サミュエル・フラーの心理スリラー~

とある精神病院に入所している ”黒人男性”が、突然立ち上がってこう叫ぶ。 「神がわが町を訪れたら憤慨なさるでしょう。まさに黒人の温床です。学校、バス、喫茶店、トイレ。私はアメリカ主義者、白人至上主義だ! 聞け、同胞よ! アメリカは白人のものだ! …

【映画】「タイム・マシン(1960)」~ジョージ・パルのパペット・アニメーションと超低速撮影~

超有名なSF作家、H・G・ウェルズの小説「タイム・マシン」の映画化作品。見どころはまずSF映画界に大きな影響を与えた監督ジョージ・パルのパペット・アニメーションと超低速撮影。ろうそくがみるみる縮んでいったり、太陽がぐるぐる昇ったり沈んだり、マネ…

【映画】「バニー・レークは行方不明(1965)」 ~「いる」ことを証明できますか~

ミステリー界では有名な、1965年の英国映画「バニー・レークは行方不明」を見た。原作も映画も評判を取っていながら、日本公開時には大してヒットもせず、ビデオやDVDにもなかなかならず、ようやく円盤化されたと思ったらすぐに絶版となり(企画ものだったの…

【映画】「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ (1960)」 ~たった2日で撮影 ~ロジャー・コーマン

低予算映画の帝王ロジャー・コーマンが、2日間で撮影したとか言われている、おバカな男シーモアとちょっとおつむ弱めのオードリーの、心温まるハートフル・ラブ・コメディ・・・ではなく、かなり笑えるブラック・コメディ。 題名に「ホラー」ってついてるか…