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古い映画感想ブログです。驚くほど忘れてしまうので備忘録として。

【映画】「スーパーマンⅣ 最強の敵(1987)」 急に特撮がチープになってしまうの巻

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題名 スーパーマンⅣ 最強の敵
監督 シドニー・J・フューリー
制作 メナハム・ゴーラン、ヨーラン・グローバス
脚本 ローレンス・コナー
出演 クリストファー・リーヴ、マーゴット・キダー、ジーン・ハックマン、マーク・ピロー
音楽 ジョン・ウィリアムズ(テーマ曲)
上映時間 93分
制作年 1987年
制作会社 キャノン・フィルムズ
制作国 アメリカ
ジャンル アメコミ、ヒーロー



(; ・`д・´) どした。制作陣。

映画が始まってすぐ、スーパーマンがこっちに向かって飛んでくるシーンで早くも「ありゃ?」とおもた。なんかバカに特撮がしょぼくなってるような・・・特撮と言っても「合成」で、光の当たり具合が不自然で偽物臭く見えるタイプのしょぼさだった。

背景が「背景でーす! 別に撮影してマース!」って叫んでた。


どしたの。Ⅰ~Ⅲまではそんなこと全くなくて、「この時代にしてはとても自然でよくできてるなあ」と感心していたので、この落差に驚いたよ。映像合成の技術だけでなく、飛行中の姿勢や、飛び立ったり着地したりする姿勢も自然だし、美しくさえあった。

それがあー、これはいったいどうしたことなのおー。(ノД`)・゜・。

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光の当たり方がおかしいんだよー


特撮以外の、衣装とかデザインとかのチープさはこの時代のアメコミ系映画の様式美みたいなもんだから、それは「むしろ楽しみ」みたいに楽しむ気持ちがこちらにもできている。でも特撮部分に関してはなー。Ⅰ~Ⅲの飛行姿や映像がきれいだったもんで、このスキルの差にびっくりした。


一体何事かと思ったら、制作会社がB級感あふれる低予算映画ばかりを作る「キャノン・フィルムズ」に変更になっていた。私は「キャノン・フィルムズ」の映画は縁がなくて詳しくないのだが、チャック・ノリスは知ってる。一本も見たことないけど。でも80年代もスターだったよね。有名だった。

その後抱えたスターがジャン=クロード・ヴァン・ダムだから、「なるほどな」っていう感じがする。わかるわかる。たぶん私は一生見ることはないだろうということも分かる。


そして本作にかけた予算は1700万ドルだったらしいのだが、パートⅠが5500万ドル、パートⅡも5400万ドルらしいから、3分の1じゃんか。さすが低予算。その弊害がスーパーマンの大事な飛行シーンにモロに反映されている。

それはこのⅣを見るだけでも、ラストのラストはⅠ~Ⅲまでの飛行シーンが(なぜかラストだけ)使われてるから、その技術力の差が確認できる。

クリストファー・リーヴはどう思ったかな。かわいそうに。

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あーなんかなー


でも映画自体は普通に楽しめた。パートⅢには出ていなかったレックス・ルーサーが復活していたのはうれしい。


****** あらすじ ******
スーパーマンことクラーク・ケントが働く新聞社「デイリー・プラネット」が、売れるためならなんでもやるタブロイド紙に買収されてオーナーが変わってしまう。どんどんゴシップ誌のようになっていく新聞に編集長やロイス・レインは怒り心頭で辞めると言いだす始末。おまけに新オーナーの娘レイシーに惚れられるし、スーパーマンとしての任務もあるしで、ケントのまわりは相変わらず慌ただしい。

そんな中、冷戦が悪化し、せっかく核軍縮に乗り出していた世界は米ソの対立で一気に核戦争が現実味を帯びてくる。スーパーマンは国連で平和と核廃絶を訴え、世界中にある核爆弾を自分が確保し、太陽に向けて破棄する計画を発表。実行に移しはじめる。

一方、相変わらず服役中のレックス・ルーサーが甥っ子の助けで脱獄。あらためてスーパーマンへの復讐計画を練り始める。レックスはスーパーマンの髪の毛を入手し、そのDNAを利用してスーパーマンのクローンを作りはじめる。クローン完成には太陽のエネルギーが必要なため、レックスはクローンの種を核ミサイルに載せて飛ばし、スーパーマンに拾わせて太陽に打ち込むことに成功。莫大な太陽エネルギーを得た「ニュークリアマン」が誕生。

史上最強のニュークリアマンとスーパーマンの対決がはじまる。
*******************

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だから光の当たり方がね


飛ぶシーンはともかく、映画自体はかなり楽しめた。


まず、ニュークリアマンがとても気に入った。”ニュー”クリアマンというくらいだから ”ただの”クリアマンもいるのかしら。調べたけれど分からなかった。

基本的にはスーパーマンよりもずっと強いんだけど驚くほど間が抜けていて、「さすがレックスが作っただけのことはあるな」と嬉しくなった。

太陽エネルギーを使ってパワーを生み出すから、太陽が出ていないとぜんぜん力が出ないの。それも太陽光線があたっているところから、ちょっと日陰に入ったくらいで「しゅるるるる・・・」と力が抜けてしゃがみこむ始末。しゃがむというよりは「しおれる」という表現の方がいいかもしれない。

一秒も充電できないの~! ( *´艸`) 日陰に入っちゃしゃがみ、密室に入っちゃあ、しゃがみこむ、と。おバカでいいわー。


それに武器が長く伸びた爪なんだけどこれが超強力で、引っかかれただけのスーパーマンが死にかけるほど。その爪が長いところがなんともオカマっぽい。金髪のロン毛でマッチョなんだけど、80年代のビジュアル系ロック・シンガーみたいにやや化粧っ気があるからか、爪が長いだけで途端にオカマっぽい。強いオカマ。


そして特撮や衣装が、「やや!( ゚Д゚) フラッシュ・ゴードンかな!」と見まごうほどで、例の ”ちゃっちい特撮” との相乗効果でかなり面白いことになっている。似てませんか、テイストが。「キャノン・フィルムズ」が「フラッシュ・ゴーソン」をリスペクトしてるのかと思いましたよ(してるのかもしれないけど)。

レックス、期待に応える男だなあ。痒いところに手がとどかない、おおざっぱでいい仕事だった。

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ニュークリアマンさん


残念だったのはレックスのやはりおバカな仲間であるオーティスとイヴが出てこなかったこと。代わりにやはりおバカな甥っ子が、助手のように活躍していたけど・・・クリストファー・リーヴ版ではやはりあの二人がお約束的に出てほしかった・・・

あと、前作パートⅢのヒロインで、最後にデイリー・プラネットの編集長秘書になっていたラナが出てこなかったこと・・・。ニュークリアマンみたいに私もしゅるるるる・・・ガッカリヨ。

前作ではラスト、ラナの存在がロイス・レインの癇にさわって「これは女のバトル勃発か! こわい!!」と思って内心楽しみにしていたので残念でならない。ちょっとだけでも、ストーリーにぜんぜん絡まなくていいから、ちらっとカメオ出演だけでもしてくれていたら「映画では描かれていないが、その奥の描かれないところで女の戦いが繰り広げられているのかもしんない」と妄想を楽しむこともできたのに。ああもったいない。ロイス、ほんとうに怖い顔してたんだからあ。

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でもレックスは相変わらずかわいい


映画自体は結局コケて(たぶん)、評価も悪かったっぽい。

なんと言っても、2006年のブランドン・ラウス版が作られる時にパートⅢとこのパートⅣはなかったことにされちゃって、パートⅡの続きという設定にされてしまったことからも評価されなかったことがうかがえる。

でも個人的にはパートⅢもパートⅣも、そう悪くはなかったと思うけど・・・

パートⅢは以前記事にも書いたけど、スーパーマンがやさぐれちゃってかなり苦悩する人間的な姿が見られたし、今作は特撮が驚くほど安っぽいけど「そこが味」と思えば十分楽しめると思う。

最近のはパートⅢの自己矛盾に苦しむダークな部分をさらにリアルに描きこむ感じかなと思ったし、今作はもう今後のスーパーマンでは見られない、コミカルな部分が増幅された感じで悪くないと思ってる。

結局、私はやっぱりスーパーマンが好きなんだなと確信しました。

でも当ブログ的には今回でスーパーマン・シリーズはおしまい(次のは2000年代になっちゃうから)。次はなんにしようかな。

じゃねー。

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光がナー ( ̄ー ̄)

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ラストシーンはⅢから借用かな。安定の美しさ。



こちらはブルーレイ⤵


DVDはこちら⤵

 

 

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