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古い映画感想ブログです。驚くほど忘れてしまうので備忘録として。

【映画】「プライベイト・スクール(1983)」 この時代にはやった、だいぶえっちな80年代青春ラブコメディ

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題名 プライベイト・スクール
監督 ノエル・ブラック
出演 フィービー・ケイツ、マシュー・モディーン、ベッツィ・ラッセル
音楽 リック・スプリングフィールド
上映時間 91分
制作年 1983年
制作国 アメリカ
ジャンル 青春、ラブコメ、お色気



相当あっけらかんとエッチなドタバタ・ラブコメディ。

ポルノじゃないけど、結構えっちなティーン映画。レンタルショップのポルノ映画コーナーじゃなくて、普通の棚に置いてあって、わりとえっちな感じかなあ。ポルノを借りる勇気はないけど軽めのえっちな映画が見たい、という男の子向け。


この前『アウトサイダー(1983)』を見たついでに「ダイアン・レインだけじゃなくてフィービー・ケイツも人気あったなあ」と思ったから見なおしてみたけど、現代の日本でこの映画の需要がどこにあるのかはよく分からない。

当時フィービー・ケイツにお世話になったオジサンが「フィービー・ケイツ可愛かったなあ」と、初恋の甘酸っぱい思い出確認で見るか、あとは当時をよく知らない世代で80年代好きの人が、80年代のティーン向け映画ってこんなんだったんだ確認に見るっていう感じなのかなあ。


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あらすじ・・・と言うほどのこともなくて、やたらと発情期を迎えた高校生の男の子と女の子が、えっちなことばかりしか考えられなくて、すべての行動がえっちなことに基づいているからドタバタと事件ばかりを起こしてしまって大騒ぎした挙句、主人公カップルだけが童貞と処女を失ってロマンチックでよかったねとなって、あとはみんな(たぶん)童貞と処女のままで卒業する、という映画。

アメリカの高校が舞台で、共学で全寮制で、男子寮と女子寮に分かれてて、女子寮はみんなあられもない格好で寮内をウロウロしているという、女子高あるある的な演出。若い女の子の裸ばっかりが、しかも無修正で拝めます。おっぱい丸出しのシーンがいっぱい。

女子のシャワーシーンをのぞきに女子寮に忍び込む主人公たちとか、女の子の裸をポラロイドカメラでパシャパシャ撮ったり、撮られる女子も全然動じないし、みんなが「いつでもオッケー」「処女だけどいつでも捨てる準備ができてるわ」的な、男子からすれば「話の分かる女の子ばっかり」が出てくる。

挙句の果てに男の子たちは「下手な女装」までして女子寮に忍び込み、女の子たちも「いかにも女装男子」がウロウロしててもあんまり気にしないという、男の子からすれば夢のような女の子ばかり。パラダイスじゃん。

女の子たちは「シャワー室で全裸」とか、体育の授業の乗馬で上半身裸でおっぱい丸出しにしてゆさゆさ揺らしながら馬に乗ってたり、チアリーダーの衣装が破けておっぱいが丸出しになったり、とにかくおっぱいな映画だった(なんだこれ)。


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出てくる登場人物は結局全員が「それ」しか頭になくて、それは高校生たちだけでなく大人たちもみーーーんな同じ。女子たちの父親もみんな若い女の子が大好きだし、おばあちゃんの校長先生も、ほかの若めの先生たちも、真面目厳格に見せておいて、結局は「それ」が目の前に来ると抗えなくて流されていったりして、結局みんながえっちなことに流れていくのね。

特に男性陣の「まっすぐに欲望丸出しさ加減」は見ていて清々しいほど。若い女の子の裸に対して興味がある自分を格好つけて隠したりすることなく、無邪気なまでに欲望全開で猪突猛進。

人の目?気にしない!男はみんな一緒だろー。

女の子の目? 女の子だってみんな一緒じゃーん!

みたいな感じ。

何の迷いもなく、女の子とセックスしたい! おっぱい触りたい!! というベクトルに向かって突き進んでいくよ。


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でも女の子たちはちょっとだけ違って、ま、一緒かもしれないけどでもやっぱりちょっと違って、女の子はやたらとただただえっちがしたいというよりも、意中の男の子の関心を引くためのおっぱい、という感じ。おっぱいで興味を惹こう、という作戦を立ててる。

フィービー・ケイツ演じるクリスと、マシュー・モディーン演ずるボーイフレンドのジム、ジムのことが好きで何としてでもモノにしたいと思っているベッツィ・ラッセル演ずるジョーダンが中心に話が進んでいく。

ジムは、女の子の裸とかにそりゃあ興味はあるけど、でも根っこのところでは真面目で純朴でクリスを愛している男の子。マシュー・モディーンがやってるから、当然そういうキャラになるよね。マシュー・モディーンの持ち味って、そういう「ちょっと奥手な真面目な男の子」っていう感じだもの。

だからクリスの方がちょっと積極的で、リードしている感じもある。コンドームも買いに行っちゃうし、二人の初体験のためにホテルの予約も自分でしちゃう、積極的な女の子。

でも、いざとなるとやっぱりナイーヴになっちゃって、やっぱり男の子のジムが優しくリードする、みたいな感じで、この二人はお似合いのいいカップル。


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そこへギラギラとした目つきで自分の裸を武器にしてジムを誘惑しまくる女、ジョーダンが脱ぎまくる。先に書いた「おっぱい丸出しで乗馬」もそうだし、えらく分かりやすいというか、エッチな目つきで唇をなめまくるとか、胸元をはだけて男子の目を奪うとか、すごく分かりやすい方法でアピールアピール。

本人はジムしか眼中にないけど、ジムは基本あんまりジョーダンに興味なくて、ま、男の子だから目の前でおっぱい晒していればラッキー!って思って見るけど、それだけのこと。だからどっちかっていうと周りのほかの男子の方が大喜び。「いいぞいいぞ!もっとやれ」的な。

ジョーダン、大盤振る舞いなんだもん。それでいて「どうして男の子は私に興味がないの!私はこんなに完ぺきなのに!」「私はどうしてモテないの!」って叫んでたけど。なんかかわいそう。必死すぎて同情するわ。

それに、すごくいいお父さんぽい父親を持つクリスに対して(映画に出てくる大人の男の中で唯一真っ当そうな男だった)、ジョーダンの父親はものすごい女好きで、お母さんがコロコロ変わって映画内では「第7夫人」が出てくるし、それも一瞬で「第8夫人」に代わっていた。そんなスケベすぎる父親を持ってるジョーダン。ほんとかわいそう。

・・・ま、そんな同情するような映画ではないのだけど。最後お尻出してたしw(冒頭のキャプチャね)


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裸撮られたと知ってのこの表情 ベッツィ・ラッセルさん


ところで、今回フィービー・ケイツは脱ぎません。

フィービーと言えば『パラダイス(1982)』でデビューして、『初体験リッジモンド・ハイ(1982)』と来て、今作『プライベイト・スクール』からの『グレムリン(1984)』で人気MAXという流れ。そしてそれを頂点に、それ以降はなにがどうということもなく消えていった。

『パラダイス』は、確か、乗っていた船が難破して楽園的な無人島に流れ着いた少年と少女が、次第にお互いを男女として認識するようになり、えっちな気持ちとかが芽生えてきて、えっちなことをするという、要はブルック・シールズの『青い珊瑚礁(1980)』の二番煎じ的な作品。

続く『初体験リッジモンド・ハイ』でもフィービーはバスト・ヌードっていうんですか、プールでいきなりビキニの水着を外しておっぱいを晒すという、驚きのシーンが超有名だし、

そのあとこの『プライベイト・スクール』の流れだから、なんとなく「えっちな女の子」、屈託なく脱ぐ系のアイドル女優っていう印象が強い。

でもフィービーは今回は脱いではいない。割と普通の「ちょっと進んでるけど普通の女の子」っていう役どころ。

最後にお尻は出してたけど。屈託なく。

フィービー可愛かったよね。庶民的で。私は特にファンではなかったけど、可愛いとは思ってた。黒髪で、おっぱいも程よく小さめで、日本人好み。居乳でパツキンもいいけど、やっぱりちょっと外人っぽすぎて怖いよね、やっぱりちょっとシャイじゃないと、という日本男性好みの容姿とキャラだった。

  
はい可愛い。


それに対してガンガンおっぱい役を引き受けていたベッツィ・ラッセル。わたしゃ、こんな役やっちゃって、うら若き女の子なのに女優として大丈夫だったんだろうかと心配になったね。

それでちょっと調べてみたら、やっぱり大した活躍はしていなくて、でも2000年代に入って『ソウ』シリーズに出て、これがはまり役になってシリーズの3から6まで出ているらしいじゃないか。

怖い映画は苦手なのでたぶん永久に見ることはないだろうけど、続けてるとそういうことがあるんだね。よかったね。安心しました(なんだこれ)。



☟ これは「ソウ」のパート1。はい見ない。絶対見ない (-_-)




それにしても昭和はオオラカだった。あの頃はこの手の「えっちな映画とかアニメとかドラマとか」がたくさんあった。「まいっちんぐマチコ先生」とか「かぼちゃワイン」とか。たぶんほかにもたくさんあった(忘れちゃった)。

「お風呂のぞくシーン」とか「女子更衣室をのぞくシーン」とか定番だった。陰にこもらず、あっけらかんとえっちだった。健康的、開放的。

でも現実にはないよ。そんなこと。そこ誤解しないようにね。

そういうのはただのフィクションで、漫画やドラマのワンシーンでしかなくて、実際に女子更衣室をのぞいていた男子の話なんて、私は聞いたことない。

これは「のぞいていい」とか「のぞかれたい」とか、そういうことじゃないのよ。男の子だったら「のぞきたい」と思うんだろうし、その願望が漫画とかドラマに反映されているわけでしょう。そんなのいいじゃん、ていう話。

で、実際にのぞいていたら、それは「NGね」というだけの話。人殺しまくるゲームと一緒。

いい時代だったナー。昭和は遠くになりにけり。今は窮屈すぎると思う(だいたい女がうるさすぎると思う)。



今回はこんな感じ。

おっぱいおっぱいって、おっぱいばかりを連呼してしまったが、ここまで何回書いたかなと思って数えてみたら15回も書いていた。

ま、それはともかく近々『初体験リッジモンド・ハイ』も見直すつもり。こっちはかなりの傑作だったはず。楽しみダナー (´▽`*)