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割と自己流で生きています

2024/9/11(水)晴れ

 

 

いつも通り出勤。三日間我慢すれば3連休だ。

いつものコンビニ前で煙草を吸っていると、目の前を手で口鼻を覆った女性が通っていく。60前後かな?昭和中期っぽいワンピースを着て、髪をひとつに結っているやや太めの女性。僅か10秒も息を止めれば済むところを、わざわざ手で口鼻を覆って不快感を行動で表しているということは、その感情をこちらに知らしめたいという意図があるわけだ。相当煙草が嫌いなんだろう。

 

最近気持ちが落ち込んで、元々やる気がないのに輪をかけてやる気がでない。こんなに仕事が暇でいいんだろうか。この7年間というもの職場ですっかり放置されて、いよいよ私クビになるのかもしれんと思えてきた。

そういえば今年に入って、親切にも私の仕事を効率化しようとしてくれる人が数人出てきた。「mさんの仕事を楽にしてあげたいんですよ」「AIで出来ることはAIにやらせて、mさんにはもっと別のことをしてもらいたいんですよ」とかなんとか言って。なのにその替わりに入ってくる仕事というのが気配もない。

最近は人事までもが私の仕事を効率化しようとし始めたので、「最優先じゃなくっていいんですよ」と言ったら、その仕事を私しか担当していないことを指摘して、「もしmさんに何かあったら代わりがいないじゃないですか、だから他の人もできるようにしないと」とか言っていた。もちろんその通りなんだけど、内心「これから私に何かあるんですか」と思ったね。奪うだけで与えない方式。クビかしら。

やだやだ。暇だとほんとロクな事考えなくなる。

 

 

ブリリアンクリプトについて思うところがある。

内容はゲーム内の鉱山をツルハシを使って掘るだけというシンプルなもの。

鉱山を掘ると原石か輝石が出る。輝石は仮想通貨の1BRILに変換されて消えてなくなるが、原石は1BRILに変換されるだけでなく、磨けば宝石として手元に残る。宝石は売却してBRILかMATICに変換することができる。

鉱山を掘るには鉱山のオーナーになって掘るか、誰かの鉱山を掘らせてもらうかの二択がある。鉱山を持っている人をオーナー、持たない人をスカラーと呼ぶ。

鉱山のオーナーになるためにはツルハシを購入する必要があって、ツルハシはBRILかMATICで買える(3~5万円相当)。ツルハシひとつに対してひとつの鉱山を手に入れることができる。自分で掘ってもいいし、スカラーに貸し出すこともできる。出てきた原石や輝石の報酬の取り分は、10%-100%の間で配分を決めることができる。

無課金で遊ぶ場合はスカラーとなって、オーナーが貸し出している鉱山を掘ることになる。掘り当てた原石や輝石は、オーナーが決めた配分に従ってBRILと交換される。

ひとつの鉱山に5つだけある原石すべてを掘り当てると閉山することができる。閉山すると、新しい鉱山を手に入れることができる。5つ見つけないと閉山することができず、新しい鉱山に移ることはできない。

ひとつの鉱山を閉山させるまでの時間は、個人差もあるが大体15時間くらい。もっとかかる場合もある。ブーストをかけると7~8時間で閉山できるが、若干のBRILが必要となる。

ツルハシを1本買って自力で掘ろうとすると、ブーストかけても8時間くらいかかるから毎日掘っても閉山までに3~4日かかる。なので多くのオーナーはスカラーを雇って、自分は最後にちょっと掘るくらいになる。

つまり、財力がある人は複数のツルハシを買って人を雇って掘らせ、自分は他のことをしているわけだけど、お金がない人は自分の時間と労力を使って黙々と掘るしかない。

財力があれば多くの鉱山を持ち、多くのスカラーを雇う富裕層になる。貧乏人はせっせと自分の時間を消費していく。そして大した金額は稼げない。現実と一緒。

結局Web3とかメタバースとか、なんだかすごく未来な最先端な感じを漂わせているけれど、やってることは現実とおんなじ。現実は貧しくて辛いから、メタバース上では一攫千金、一発逆転を狙うぞ!みたいなことは、出来ない。

結局は現実と地続きで、地上で生身の肉体を使ってやっていることを、仮想空間のアバターでやってるだけ。夢も希望もへったくれもない。なんのこっちゃ。

Brilliantcrypto | ブリリアンクリプト

 

 

〇山田風太郎『戦中派虫けら日記』読了 ★★★★