○松本清張『黒革の手帖』読む
朝から雨。気温もぐっと低くなり肌寒い。今年初めて上着を着た。でも家の中ではまだ半袖半ズボン、寝る時も一緒。羽毛布団はもう少し先かな。
夕べ母に「ちょっと太ったんじゃないか」と指摘された。もちろん自覚していて、お腹周りがダブついている。夜しか食べなくても沢山食べれば太ることは太る。おまけに夜のおやつも食べている。ちょっと見直さねばならん。
しかし体重計に乗ると49~50kgなんだけどなあ。身長は161cmだから、そんなにひどく重いわけではない。やはりあれか。年か。中年太りというやつか。
いや、熟年太りか。
年といえば、今読んでいる『黒革の手帖』に出てくる主人公の元子は30代半ばくらいだし、他の女性陣も30前後。なのにやたらと年増扱いされている。そして自分でも自分を年増だと思っている。そして実際に言動や行動がやけに大人っぽい。今の私たちから見るととても急いで年を取っているように感じる。
他にも40代を ”初老” という表現をされていたくだりもあったように思う。40代で初老は実に手厳しい。
そんなことを考えていたら、ヤフーニュースで ”「人生100年」時代は来ない 米研究、寿命延長鈍化” という見出しがあったので読んでみた。
内容は、「人生100年時代と言っても、100歳越えの人数は増えるけれどせいぜい15%くらいで、多くの人は100歳まで生きられない」というもので「そりゃそうだ」という内容なのだが、そこに寄せられたヤフコメに凄いのがあった。
引用:
真の健康増進を目指すには、まだ方策がたりません。 タバコは半ば追放できましたが、思い切って全面禁止にすべきです。 逆にお酒規制は甘すぎる。お酒は万病の元の上、人に迷惑をかけます。お酒提供を、一定地域のみに限定する、そして飲む量の上限を決める、など制限をします。最終的にはタバコのように社会から排除を完了すれば、健康寿命は伸び、よりよき社会になります。
すごい強硬。超管理社会。
私にはそのやり方で「よりよき社会」が訪れると思えない。そうやってひとつひとつ潰していっても、次は砂糖、次は肥満、ギャンブル、そして風俗とキリがないし、結局は撲滅できない。撲滅しようと運動する人が増えて、こそこそと隠れて嗜む人が増えて、嘘つきだらけの演劇的な社会になる。誰も本音を語らない、安らぎとは程遠い社会。
人間には堕落する自由も、悪弊にふける権利もある。だから私はこういう風潮には、できるだけ言うことを聞かず、抵抗することにしている。
さっきウチのドクターの一人、M先生が、「コロナのワクチンはもう病院ではやってないんですか」と聞いてきた。まだやる気なんだ。ていうか今までやってたんだ。案外医者はガイドライン・バカが多いから、一般よりも撃ち続けてる人が多いのかも。「4回目以降はやってません。自分です」と回答する。
為替はやや円安方向だけど値動きは大してなく、利確するほどではなかった。今夜は長袖長ズボンで寝る。