mlog

女一匹50代、ひとりもんの暮らしなんてこんなもん

小泉八雲『小泉八雲集』読み終わった

 

○小泉八雲『小泉八雲集』読む

 

2025/3/6(木)曇り

今日も忙しかった。明日は有給を取っていることもあって、とにかく今日絶対にやらなければならないことから片付けていったけど、夕方まで割と息つく暇もなく働いてしまった。くたびれた。

 

目下の悩みは太ったことなのだけれど、割と本当に「まずい」と思っている。

161cm52kgだから別に超デブということはないけれど、私特有の困っている理由がある。私は「一日一食しか食べない」と公言しているので、太るなんて恥ずかしくって困っているのだ。

とにかく甘いものを止めないと、、、でも今日も母の為におやつを買って帰ってあげないと、、、すると自分の分も買ってしまう、、、にゅー。

、、、と母のせいにしてばかりもいられないので、自分でなんとかするしかない。

しかし今日もおそらくアイスをかなんかを買ってしまうだろう。

 

超短編ばかりなので、少しづつ読んできた小泉八雲が読み終わった。

この『小泉八雲集』は、大きく分けると二つのタイプの文章に分かれていて、

ひとつは八雲が収集した民話や伝承、それから知人に聞いた噂話や出来事を、八雲が物語風にまとめた小説パート。

もうひとつが八雲が見た明治初期の日本人論。

このふたつに分けられると思う。

それで私は八雲の日本人論については、あまりにも昔過ぎて今の私たちとはかけ離れていることも手伝って、あまり興味が持てなかった。部分部分は「おっ」と思うような含蓄のある文章を書いているけれど、全体で言えばこの八雲の日本人観が当たってるのかどうか、分かんないんだもん。

でも、それ以外の物語パートはしみじみと良い文章を書くと思った。

有名な『耳なし芳一』などの怪談も収められているけれど、その多くが「悲恋もの」「心中もの」「悲恋もので怪談風味」が多くて、江戸から明治の日本人は余程「心中もの」が好きだったと見える。

そしてそれに漏れず、やはり私も日本人なので、ピュアな純愛が実らず悲恋に終わるストーリーは、静かに心に沁みてきて、哀しくも美しいなあと思った。

登場人物も少ないし、内容的にも難しくないストーリーだからこそ、物語が持つ力を感じたよね。

間を空けて、またいつか読み返すと思う。