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女一匹50代、ひとりもんの暮らしなんてこんなもん

母と喧嘩中

 

〇池内紀『悪魔の話』読む

〇ミヒャエル・エンデ『はてしない物語』読む

 

2025/3/14(金)晴れ ここ数日、母の機嫌がすこぶる悪い。きっかけは二つ。

 

まず、ここの所天気が悪かったので傘をさす機会が多かったわけだけど、その私が使っている折り畳み傘に対して文句を言ってきたこと。

安物であり、水をはじかないし、女にしては大きすぎるし、、、とぐちゃぐちゃ行ってくる。これが嫌な言い方をする上にしつこくてね、、、「こーんな傘持ってる人いない!」とか。

母の言う通り、確かに安物ではある。しかし断然「二つ折りの傘派」の私にとって、三つ折り傘ばかりになった今の日本で、二つ折り傘を探すのは大変苦労するのだ。

私だってもう少し選びたいところだけれど、なんせ選択肢が限られてるんだもの。

つうか、ほっとけって。

 

そして二日前には、私がスーパーで買ってきたお惣菜に対して「好きだねえ~」と言ってきたこと。

これがまた嫌な言い方をするんだ。馬鹿にしたような、「お前こんなのが好きなの(気が知れない)」みたいな批判めいたニュアンスで。彼女のお得意の、こっちの気持ちを削いでくる口ぶり。

80歳を過ぎて全く家から出なくなり、買い物すら行かなくなった母の為に、私は母が欲しいと言うものを一日おきくらいにえっちらおっちら買い物しているのだよ。

母は昨年までは生協を利用していたのだけれど、それも何が気に入らなかったのか生協と揉めて、もう頼みたくないと言って利用しなくなった。

おかげで米からトイレットペーパーから、重いものから大きくてかさばるものまで、すべての買い物を私がしなくてはならなくなったのだよ。

それに加えてお惣菜についても、歯が悪くて煮物に入っているレンコンが食べられないと言うから、できるだけ違うものを買って帰ろうとして選んでいるのだよ。

そもそもそんなに種類が豊富じゃないのよ。その上さらに選択肢が狭くなっている中で、あたしゃ買い物をしているのだよ。あなたのために。

私はレンコン好きだから、レンコンのきんぴらとか食べたいのよ。でも母は食べられないって言うから控えているわけよ。

それをなんだ。その言いぐさは。

 

重ねて理不尽だと思うのは、私はあんまり引きずらない性格だから、数時間もすれば通常運転で接しようとするのだけれど、母の方が延々と引きずること。翌日も翌日も、そのまた翌日も、、、という具合に、いつまでもいつまでも怒っている。ダンマリを決め込む。

二人しかいない親子で、同居していて、死ぬまで一緒にいなくちゃいけないことが分かっている条件で、よくいつまでも怒っていられるもんだ。それでなんか得なことがあんのか。お互いが不幸になるだけじゃんか。

 

というわけで今もまだ機嫌を損ねているらしいのだけれど、今朝起きたら「今日の買い物メモ」が所定の場所に貼ってあった。

私のことが気に入らず、何日も怒りが収まらないくせに、買い物だけはいっちょまえにお願いしたいというわけか。

それも重いものばかり、大量に。こんなにあると私が欲しいものが買えないレベル。昨日だって重い米をえっちらおっちら運んで帰ったばかりなのに、、、

ほんとやりきれん。

 

7時帰宅。大量の買い物を抱え、12分くらいえっちらおっちら歩いて帰ると母の機嫌が直っていた。きっと考え直したんだろう。

じゃいっか。