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女一匹50代、ひとりもんの暮らしなんてこんなもん

映画ソイレント・グリーンの原作『人間がいっぱい』読了

 

○ハリイ・ハリスン『人間がいっぱい』読了

○山田風太郎『戦中派焼け跡日記』読む 

 

2025/5/10(土)曇り

 

昼前に髪の毛を切りに行く。今日の大将のおしゃべりは、本はやっぱり紙だよね、という話など、本の話。

帰宅後は最近サボっていたブリクリの鉱山掘り。

夕飯を作って食べたらもう夜の9時。

 

仮想通貨は順調に伸びている。今日はしっかりプラ転した。このまま下げずにバブルに入れるかな? 

 

映画『ソイレント・グリーン』の原作本『人間がいっぱい』読み終わった。面白かった。

映画との違いは多々あるけれど、登場人物のソルの設定が大分違う。映画だと刑事ソーンの捜査を手伝っていたけど、原作だとただの同居人でフツーのじいさんだから、死に方も含めて映画の方が印象的に設定変更されてたかな。

主役のソーンは原作だとアンディだったし、サイモンソンはオブライエンになり、サイモンソンを殺す男はビリーという少年になり、かなりのページを割かれる準主役の扱い。

でもどちらも「人口爆発によって想定される人類の生活」がテーマで、原作の方が日々の苦しい生活の描写が詳細だった分リアルに感じる。映画でもしっかり描かれているけれど、そこはやはり活字の詳細さが勝つ感じ。

それから映画の方がショッキングでインパクトがある。原作だってショッキングなんだけど、そういうインパクトよりも、人口が爆発した都会で生きる苦しみや悲しみがじわじわ体に沁みこんでくる感じ。

私は映画『ソイレント・グリーン』が大好きなんだけど、原作もいいと思った。