mlog

女一匹50代、ひとりもんの暮らしなんてこんなもん

映画館で『風と共に去りぬ』見てきた

 

〇永井一夫『大乗と小乗の世界』読む

 

「午前十時の映画祭15」で『風と共に去りぬ』見てきた。私は映画好きな方だと思うけど、「あまりにも有名すぎて、見た気になってまだ見てないシリーズ」のうちの一本。

今回映画館で視聴して『風共』デビューできた。約4時間がっつり。

 

良かったか良くなかったかで言えば、大変にすばらしかったね。文句なしの素晴らしい映画だった。

映画って、良い映画は言いたいことが沢山ありすぎて簡単には感想が言えなくなるもんだけど、今回のこれもそう。語りたいことが沢山あるので語らない。

 

でもひとつだけ言いたい。映画を見ていなくても、雑誌などでこの映画の評判は数えきれないほど読んできた。で、大抵はスカーレット・オハラを自立した強い女性の代表みたいに捕らえるもので、さらにあの有名なセリフ「明日は明日の風が吹く」というのも、超絶前向きなセリフとして理解されていると思う。

でも私はちょっと違う感想を抱いた。スカーレットは最後の最後でようやくこのセリフを言うのではなく、前半で確か2回は「明日考えるわ」と言っている。製作者たちが前半に2回も「明日考えよう」とスカーレットに言わせているのは意味があると思う。

ラストのクライマックスでのセリフも、自分がレット・バトラーを愛していると気が付いたのに、レットはとうとうスカーレットに愛想をつかして出て行ってしまった後に口にされるものだった。

私は「そういうとこがダメなんじゃないの?」と思ったね。追いかければいいじゃん。最高に愛していた男だと遅ればせながら気が付いたんだから、追いつかなくても追いかければいいじゃん。「とりあえずタラに帰って、追々考えよう」じゃないのよ。

私はこのセリフは、スカーレットの欠点を表すセリフだと思う。

 

・・・ということを確認するために、何度か見て、原作も買って読もう。またひとつ楽しみができた。

 

 

本は一度読んで大変感銘を受けた『大乗と小乗の世界』をもう一度読むことにした。kindleで買って読んだものを、紙で買いなおしての再読。鉄は熱いうちに打てと言うし。

二度目はどうかしら。