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【できるだけ備蓄】めざせプレッパー! まずは基本方針から決める #2 量、期間、方法編

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注意)これはベテランによるアドバイス記事ではありません。全くのシロートが、これから 様々な災害への備えをしていこうとしている覚書です。いろいろ考えながら取り組んでいくつもりですが、正解が書かれているわけではないことをご理解いただき、読む方は読んでください。



mです。

2021年に心境の変化がありまして、”できるだけ備蓄” を始めようと情報を集め始めました。最初は一般的に「転倒防止策くらいは講じた方が良いかな」「よくある防災リュックくらい買った方がいいかな」くらいの感覚でしたが、少し勉強してみると「あるわあるわ危機だらけ」でw、何から手を付けていいか分かりません。

というわけで前回の記事で、自分にとっての優先順位を決める事にいそしんだ結果、私個人の最優先課題は以下のように決まりました。


第1位 物不足に備える
第2位以降 地震などの災害


となりました。

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というわけで今回は「物不足」を念頭に、備蓄の基本姿勢(方法)、何を、どのくらい溜め込むかを検討して、ある程度の道筋を立てたいと思います。


 

私の基本姿勢

最大の目的は有事に冷静さを保つこと

私が「物不足に備えたいなあ、少しやってみるか」と思う理由は、最近にわかに物不足が身近に迫ってきているような気がして、過去にあった「70年代のオイルショックでのトイレットペーパーの買い占め」や「コロナ禍での”マ”不足」のような事態が起きた時に慌てなくて済むようにしたいな、という発想です。

トイレットペーパー程度で済めばよいのですが、もっと大事(おおごと)の「食糧危機」とか「スーパーの棚がからっぽ」とかになってしまうかもしれません。

何事も最初が肝心で、出だしでパニックになってしまうとそのままのテンションでパニック心理が続いてしまって、ろくでもない判断をしかねません。


非常事態でも、せめて冷静にスタートすることができれば、ろくでもない判断を避けられるのではないかしら。


前回上げた「#1 優先順位編」でも書きましたが、2年前に「毎日”マ”が必要な日常」がやってきたとき、日本中の多くの方が”マ”を手に入れるのに苦労をし、朝から並んだり、転バイヤーの暴挙に腹を立てつつも高額”マ”を買わざるを得なかったりする様を、私はどこ吹く風で他人事のように眺めていることができました。

それはなぜかというと、「花粉症で日ごろから”マ”をストックしている」とかではなく、たまたま職場が病院なので、遠い過去に「箱買い」を勧められて二箱買い、自宅に放置していた分があったからです。偶然にもたまたま備蓄している状態になっていたわけです。

強毒な疫病が流行って”マ”を強く推奨される社会になった時、「そういえば私持ってるんじゃないかな」と思い出して探したら二箱出てきたので、結局並ぶこともなければ転バイヤーの”マ”を買わされることもなく、いたってニュートラルに日々を過ごせました。

もしその備蓄がなかったら、転売されている5000円だか1万円とかいう値がついた非常識な”マ”を、慌てていくつも買ってしまうという愚行にでたかもしれません。

その経験から、「初動に冷静であること」がとても大切なことなのではないかと思ったのです。

そこで「いよいよまじで来るんじゃないか」と思っている「物不足」が本当に起きた時、焦ってスーパーに走って手当たり次第に購入しなくてすむように、行列に何時間も並ばなくて済むように、不当な金額でつかまされることのないように、ストレスなく有事に突入できるように、少し備えておきたいと思いました。

 

 

散財しないよう、冷静になるためにも予算で縛りをかける

「冷静でいることが一番大事なのだ」と自分に言い聞かせているのですが、それでもYoutubeの動画を見たり、海外の様子を知ったり、日本の農業事情を知ったりすると、やはり不安をあおられて危機感が迫り、焦る気持ちになります。

ここで私は「そこをグッと我慢する」ことにしています。

でも「我慢」とかいう精神論だけでなく、予算でも縛りをかけることにしました。

前回上げた「#1 優先順位編」でも書きましたが、私は家賃や光熱費を含む月の予算を決めていて、それさえ超えなければ何に使ってもOK、というお金の管理の仕方をしています。多少超えても来月以降で帳尻を合わせて、年間の予算を超えなければOK!みたいなやり方です。残りは全部貯金です。

なので、何かを買えば何かが買えなくなるので、どうしても必要であればまず娯楽費を削ることになります。

それでもどうしてもやっていけなければ食費や光熱費を削れないか検討し、さすがに限界であればその時に月の予算自体を検討します。

なので毎月、固定費を全部払い終わってから、残った金額と残りの日数から必要な生活費をだいたい予測して、「これくらいなら使えそう」というあたりをつけてから「今月は何に無駄使いしようかな」と考えます。

食費とか別のことでたくさん使ってしまったら、残りの予算が削られるので、「あーl今月はこれしか無駄遣いできないのか・・・しょぼん」みたいな感じ。


この、予算内で納める姿勢を維持するつもりです(一応)。

私は、使った金額と簡単な分類のみを記録する自己流の「超簡単テキトー家計簿」をつけているのですが、過去の記録を見ると今まで本やDVD、ゲーム代などの娯楽費として毎月だいたい1~2万円を使っていたようです。それを備蓄(防災対策含む)にあてようと。もう「備蓄=娯楽」という理解にしようと。

もちろん多少は本当の娯楽も必要なので、備蓄(防災対策含む):娯楽=3:1くらいのイメージで。備蓄(防災含む)1.5万円に対して、娯楽5000円、みたいな。もちろんきっちり守る気は全くなく、あくまでも「そういう感じ」ってことです。

例外的に大金をはたかなければならない時もあるかもしれませんが、それはそれです。


こうして予算を決めるメリットは「冷静に慎重に吟味するようになる」のが大きいと思っています。

予算縛りがないと、「一気に買う」とか「あれもこれも買う」「とりあえず買ってみる」みたいになってしまいそうですが、予算が決まっているのでめちゃくちゃ考えますよw 「あれもこれもほしいけど、月の予算を超えちゃうな・・・どーしよっかなー。これは来月にして、これは3つじゃなくて2つにしよう」とか「これは本当にいま必要なのだろうか」とか。

すると自然と優先順位を生かした買い物ができやすい気がします。

 

 

いきなりローリングストックはしない

ローリングストックは私には難易度が高すぎると思うので、いきなりローリングストックはしないつもりです。


ちなみに「ローリングストック」というのは、日常的に使っているなじみのものを多めに買って、普段から使っては買い足していく、というイメージです。

これのどこが難易度が高いのかということで、「水」を例にして考えてみます。


Aさんはいつも2ℓのペットボトルの水を購入して飲んでいるとします。そのAさんが「災害に備えて水を備蓄しよう」と考えて、「1日1本飲むとして、3か月分を備蓄しておこう」と思えば90本のペットボトルを買い、部屋に積んでおき、1本飲んでは1本買う、ということをします。もちろん現実的には箱で買うと思うので、2ℓ6本入りの箱が空になったらひと箱買う、という行動になると思います。

このAさんの場合は、ペットボトルの水を飲むのが習慣になっているので、生活リズムがいつもと変わりません。違いは部屋に箱が積まれているだけです。なので苦も無くできると思います。


次にペットボトルを買う習慣のないBさんの場合です。Bさんも同じく「1日1本飲むとして、3か月分を備蓄しておこう」と思って90本のペットボトルを買い、部屋に積んでおいたのは良いのですが、ペットボトルの水を飲む習慣がありません。がんばって料理の時などに使って使い切ろうと思うのですが、そういう習慣がないと面倒になるので続きません。しかもなんとか一箱飲んだのでさらに一箱買い足すと、箱によって賞味期限が変わってきます。すると古いものから消費する必要が出てきて、管理が難しくなってきます。

このBさんの場合は、日常生活の習慣から変えていかなくてはならなくなり、水の消費のことで頭が一杯みたいになってストレスを抱え込むことになってしまいます。安心のための備蓄なのに、水を消費するための毎日になってしまいかねません。


しかもストックしておきたい物資は、電池だとか食品だとか薬だとか、水以外にもたくさん出てくるのです。ローリングストックに振り回される毎日が目の前に浮かんできます。ローリングストックを上手に回転させるための人生ということになりそう。


要は、自分の習慣にあった備蓄スタイルを考えた方がよいということだと思います。自分の生活スタイルの延長線上で考えて、できるだけストレスのない方法を、自分で見つけ出す必要があると思いました。

私の場合は完全にBさんタイプなのでかなり無理。なので基本的にはローリングしなくて済むやり方にするつもり。もちろん無理なくローリング出来そうなものはローリングしますが、努力が必要なものはせず、徐々に慣れてできそうだと思えるようになったらその時からやろうと思っています。

なので長期保存可能なものを買い、あとはほったらかしておいて、消費期限が近付いたら消費していこうというイメージです。

無理はしない。だって続かなくなるから。

 

 

備蓄方法

ローリングストックしないことを前提に考える事にしたので、たとえば食料品関連で言えばできるだけ保存期間の長いもの、「5年保存」か「3年保存」を中心に考えることにします。

そしてそれらを必要量購入し、「保存期間5年のものだけ」をいろいろと段ボールに入れて蓋をして、箱に今から4年後の「2026年になったら開ける」と書いておいて、あとは部屋に転がしておく。そして2026年になって賞味期限(消費期限?)が1年切った段階で1年間かけて食べる。そしてその1年間の間に、同じように5年保存のものを購入して箱に詰めて、「2030年になったら開ける」と書いて部屋に転がしておく。

そうすれば、4年おきに次の備蓄の準備をするサイクルになって、当面の4年間はなーんにも考えなくてすむので楽です。

よくないですか?(笑)

そしてそれとは別に普段からよく食べる物、私の場合はパスタとか うどん とか そば ですけど、乾麺をよく食べるので、それは常に多め多めに置いておきます。こちらは日常の延長線上なので、もちろんローリングストックさせていきます。

これなら結構な量の食品をストックしておけるのではないかしら。

こういう具合に、缶詰から乾電池みたいな物資まで同じように考えていくつもりです。

 

 

何を備蓄するか

先輩に学ぼうと「プレッパー」で検索して、候補を絞り込むことにしました。すると、

① 紙類(トイレットペーパーなど)
② 食糧 
③ 水
④ 日用品
⑤ 衛生用品
⑥ エネルギー(電気、ガスなど)
⑦ 通信手段
⑧ 武器
⑨ 物々交換用の品
⑩ ・・・・・

枚挙にいとまがない!! 

これは大変。多岐にわたり過ぎて一度に取り組むのは難しい。。。

なのでまずは一般的な生活必需品、
① 紙類(トイレットペーパーなど)
② 食糧 
③ 水
④ 日用品

あたりから始めることにします。

⑥ エネルギー(電気、ガスなど)
⑦ 通信手段
などはレベルが高いしお金もかかるので後回し。ちょっとずつ情報を集めながら、検討していきます。

⑧ 武器
・・・うーんうーん。持ってても負けると思うし、だから考えていません。

 

 

備蓄する量

要は「短期備蓄」にするか「長期備蓄」にするかということです。

一般に、
「短期備蓄」・・・災害対策を想定しているので、インフラが復旧するまでの1週間分~2週間程度の備蓄が基本
「長期備蓄」・・・理由は何であれ、長期間にわたる物不足に備えるため、2週間~死ぬまで

という感じで、長期備蓄に上限はありません。

災害を優先に考えるのであれば、よく言われるように災害で電気や水道が止まってしまっても1週間は生きられるように備蓄するところから始めたら良いと思います。基本は水、食料、燃料、それからトイレ対策などですね。


でも私は災害対策ではなく、物不足を優先的に対応しようとしていますので、自然と長期備蓄を視野に入れることになります。

とはいえ、アマチュアのくせにいきなり1年分の食糧を備蓄するなどできませんし、するべきでもありません。破たんするに決まっています。


なのでまず「1か月分」を「長期保存しよう」と考えています。そして可能であれば徐々に量を増やしていこう、というプランです。

① まずは1ヶ月分の食糧を買い集めてみて、味見をする(味見大事だと思う)。
② そしてそれがどのくらいのスペースを取るのかを確認し、置く場所があるのなら3ヶ月分をめざす。置く場所がない場合は1ヶ月分でストップ。

こんな感じです。もちろん可能なら6か月分、1年分とめざしていくわけです(我が家は狭いので不可能かとは思いますが)。


そして
③ 食料品は食べずに保管し、日常的なローリングはしない
④ 水も長期保管できるものを準備し、飲まずに保管し、日常的なローリングはしない。

もちろん実際には「3年のもの」とか「購入した時期の違いによる消費期限のズレ」なども出てきてきっちり5年にはならないと思いますが、そこはざっくりしていくつもり。


そうしてできれば3か月分を目指したいと思っています。それをドサッと部屋に積んでおいて「これで5年間は安心」という状況をつくる。

というわけで、まずは
① 1ヶ月分の食糧を備蓄して、量を確認する(味見もする)
② いけそうだったら3か月分に拡大する
③ それに準じて、紙類やエネルギーなどの必要物資も1か月分から3か月分準備する

を念頭に、当面取り組んでいくことにします。


あ、ひとつ断っておかないといけないことがありました。

私、「一日一食」なんです。今流行の。

もう何年になるかちょっとすぐは分からないのですが、たぶん6年くらいにはなると思います。もちろん備蓄とかサバイバルとはまったく関係なく始めました。記事もいくつか書いています。

www.mlog1971.com

 

これ、ラッキーじゃないですか?

みんなの1か月分が、私にとっては3か月分ということになるんです! だから私は「3か月分いける!」と思っています。

でも、非常時はやることもあまりないと思うし、精神的にも落ち込む可能性があるし、「食べ物がない」あるいは「食べられない」という思いから逆に食べたくて仕方ない心理状態になる可能性もあります。

だから大目に用意しておくつもり。1.5食から2食くらいを念頭に準備しようと思っています。

 

 

まとめ

というわけでまとめですが、どうやら私の備蓄の最大の目的は、

◆ 事が起きた時、できるだけ冷静でいられるようにすること
◆ すぐ慌てずに「さて、どうしたもんかな」と状況を見て、じっくり考えられる余裕を1~3ヶ月キープすること

です。

そしてそれを実現するための当面の取り組みは、
① 紙類(トイレットペーパーなど)
② 食糧 
③ 水
④ 日用品
などを、

⑤ 1ヶ月分備蓄して、量を確認する(味見もする)。いけそうだったらそれらを3か月分に拡大すること。

ということになりそうです。

そしてその上で、更なる高みを目指す。


でも私は行動が遅いので、正直今から勉強しても遅いくらいかもしれないなとも思います。

でもやっぱり焦って事をなすのは得策ではないと思うので、できるだけ自分のペースで取り組んでいくつもりです。


もし興味がある方は「プレッパー」とかで検索して、アメリカあたりのガチ勢の取り組み方とかそのレベル、動機などを調べてみると、色々な意味でかなり興味深いのでお勧めです。

ちょっとリンク貼っておきます。

 

note.comwww.businessinsider.jp

 

 

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