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好きな映画と、本と、あれこれ考えた事のための覚書ブログです

【本】私、10歳だったことが判明。〜50歳からの生き方のヒントを得た〜

 
 
 

はじめに

mです。もうすぐ51歳です。

2年前まで「仕事やめたくて仕方がない」という時期を2〜3年ほど過ごしていましたが、昨年くらいから「仕事辞めたい病」を脱出しました。

なのでここ最近は今後の人生の生き方で深く悩んでいたわけではないのですが、深くはなくても浅くは色々と思うところはあります。

でも、最近読んだ武田邦彦先生の本のおかげで、「そうか!なるほど!武田先生、ありがとう!!」という気持ちになれました。


なんと私、10歳だったんです。これは朗報。「なるほど!」と思って、すごく目の前が晴れた気分がしました。

武田先生によるこの本は、自己啓発系の本ではなくて、内容的には環境問題を考えるやつ(地球があったかくなっているとかいないとかいうやつ)がメインの本なのですが、

人間にとっての環境とは、決してエコとか温度とかリサイクルとかそういうことばかりではなく、人間関係や家庭環境、健康問題、寿命などもすべて環境問題だよねという発想で書かれているので、途中で「人生100年問題」も語られるのです。

 

世界的ベストセラー「LIFE SHIFT」はしんどかった

私は一応、世界的ベスト・セラー「LIFE SHIFT」も読んだので、100歳まで生きるのが当たり前になるのは今生まれてきている子供たちのことであって、私が100まで生きる世代ではないことは分かっています。でもうっかり生きてしまうこともあるかもしれないし、80歳90歳はリアルにある話。







個人的には正直「LIFE SHIFT」は読むのがしんどかったです。

別に内容が難しい本ではないので「本が難解でしんどかった」わけではなく、100まで生きる事が朗報とは思えなくて、苦行のように思えたからです。

結局はお金のことばっかりで、

「老後という考え方をしてはいけません。ずっと働き続けるのです。働き続けたくなければ早目に資産を形成しなくちゃいけないし、それが無理なら働き続けなければいけません。貯金もしなくちゃいけないし、配分も考えなくちゃいけないし、若い時に持ったスキルはどんどん古く時代遅れになっていくので勉強を怠らずにブラッシュアップしなければ生き残れません。勉強、勉強、死ぬまで勉強。それを怠ると落伍者として悲惨な晩年が待っているのです」

みたいな内容に思えて、正直へこたれました。読んでいるうちに「頑張りつづけられない私は無能なのではないか」という気分にすらなって・・・。

書いてあることは真実だし、老後2000万円問題とか叫ばれてたし、私はガチのお一人様なので、実際なんらかの対策はしなければならないのですが、気持ちは落ちましたね。

精神的にも肉体的にも元気な時に読むべき本だと思います。

 

 

でも、武田先生はそうじゃなかった!

でも、武田先生は違っていた。

人生100年時代であるということは認めた上で、それを生きるにあたっての心構え、考え方をメインに語ってくれていて、お金がどうとか、年金がどうとか、死ぬまで成長し続けろとか、そういう具体的過ぎて疲れることではなく、私はたいへん希望が持てました。

武田先生の言っていることを要約すると、

*昔は人生50年と言って、50歳まで生きられれば御の字だった。幼児の死亡が多かったので平均年齢にするともっと低くなるし(30代とか)、長生きする人は今と変わらず70代とかまで生きていたけれど、成人した人間が生きられるのは50歳くらいが目安だった。寿命が激増したのはここ数十年の話でしかなく最近の寿命が異常なのであって、人生50年と思って生きてきた時代の方がずっとが長い。だからそういう考え方の方が人類にとっては常識である。
*では現在は人生が100年あると仮定する。すると人類の常識から言えば倍である。人類の常識からすれば人生がまるまるもう一個、向こう側にくっついていることになる。なのでそれを0歳から50歳までと、50歳から100歳までの2つのパートに分けて考える。
*前半の50年は、0歳から10歳までを「成長期」、10歳から20歳を「準備期」、20歳から50歳を「熟年」とし、第一の人生と考える。
*続く50年も、50歳から60歳を第一の人生では10歳から20歳に当たる「準備期」ととらえ、60歳から90歳までを「熟年」とし、90歳から以降に死を迎える、第二の人生と考える。
*50歳を迎えたら、第二の人生がスタートしたと考え、60歳までの10年間をその準備期間にあてましょう。

というもの。


※ 武田先生は著作権を行使されない方でも知られているので図を添付させてもらいます。

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👆 本文からの引用画像。ほら50歳は10歳で、準備期間でしょ。

 


この図は実にシンプルで明快。すっきりしてて美しいとさえ思いました。


武田先生はこうおっしゃっています。

 

引用:「第二の人生の50歳は第一の人生の10歳だ。そして60歳から90歳が、20歳から50歳に相当する。だから、たとえば著者は75歳だが、毎日「俺は35歳」とつぶやいている。そうつぶやくだけで元気になるし、活発な活動をしようという気持ちも出てきて、現実に35歳と同じ活動をするようになる。そうすると、体も35歳に近づき、体力も回復してくる。これが「読み替え」の効果である。そして、自分が35歳であると認識することによって、将来も長くなり、人生に計画性が出てくるのだ。第二の人生でも「年齢の読み替え」が必要なのは、先入観を除くためにも必須であろう。」(本文より)

 

引用:「第二の人生は第一の人生となんら変わらないのだが、もっとも大きいのは「毎日の生活は問題ないが、死の確率は高い」ので、死に対してだけは冷静に理解しておく必要がある。」(本文より)

 

先生、分かりました。

 

 

私は今ちょうど10歳だから、10年のテーマを考える

私、ちょうど今50歳なので、極めてタイムリーな読書となりました。私は実に運がいい。


私、10歳だった。私も自分に「いま10歳」と言い聞かせて、60歳以降の熟年期のために今から10年かけて準備していこう。

だからテーマを決めよう。

昨年末から「できるだけ備蓄」を始めているからそれと、あとはやっぱり「できるだけ健康」。そしてお金も「できるだけ貯金」。私はすべて無理はせず「できるだけ」やる方針。

私にとっての最大の課題は「人間関係」。引きこもり体質でソリタリー気質で孤独にめっぽう強くて、寂しいと思ったことがない性格が災いして、人間関係がおろそかになってる。かなりひとりで生きてきたし、割とひとりで生きてこれちゃった。

でもこれでいいとも思いきれないので、これが私にとっての最大のテーマ。

私にとって他人は必要なければたぶん変われないけど、私にとって本当に他人が必要であれば、10年かけて、10年あるから、きっと少しは変われる。だって私10歳なんだから。

 

武田先生はやさしい

その第二の人生の準備期間に何を準備すればいいかは、それぞれが考える必要があるけれど、でも「時間が10年ある」という考え方は、長すぎず短すぎず、とても現実的でイメージがわきやすくて、私にとっては救いになりました。

「LIFE SHIT」は、生まれたら死ぬまでエンドレスで努力し続け、準備し続けなくては不幸になるような、「人生ずっと受験勉強」みたいな読後感だったので、私は気が重くなってしまって、自分の人生のことなのに「知らない。どうでもいいや」という気になりましたが、武田先生は違ってました。

「10年」なら頑張れる。「10年」なら私の脳みそでも一杯一杯にならずに、冷静に具体的に考えられる。

できる!

そう思いました。

武田先生、ありがとう!!


※ 私は武田先生の本を読むのは初めてだし、武田先生が上げているYoutube動画もいくらも見ていないので武田信者ではないのですが、なんか宗教みたいな文章になりましたw