私は普段悔しい時に独り言のように「くっそー」とか「ちくしょー」と思う。思うけど言葉として発するわけじゃなくて、頭の中で思ってる。
片仮名でも漢字でもなく、平仮名のイメージ。
活字でも時々、
くっそー、とか、ちくしょー、とか書いてる。
そういう時、20代の頃大好きだったコラムニストの中野翠が、「くっそー」か「ちくしょー」のどっちだったか忘れたけど、どっちかは感覚的にオッケーだけど、どっちかは絶対NG、絶対使わない、だけど真逆の感性の友人がいる、という話を書いていたことを思い出す。
私は片仮名とか漢字では思わないけど、平仮名では両方使う。口には出さないけど、活字だと使える。
それから私にとっては「くっそー」の方が「ちくしょー」よりも僅かに重い感じがする。「ちくしょー」の方は「ちくしょー(ぐすん)」みたいに自分に向かっている感じで、「くっそー」の方が相手や現象に呪詛を投げかけている度合いが少し強い。
同じように「うんち」と「うんこ」問題というのがあって、私はどちらも言語として発音したことがなくて、どうしても発しなければならない時は「大便」というだろうという人間なんだが、
こっちも頭の中や活字では平仮名のイメージで、片仮名ではない。
そして二択でどうしてもどちらかを選ばなければいけない場合は、「うんこだな」と思う。
「うんち」は軟らかそうで臭ってきそうでリアルな感じがする。やだ。イメージしたくない。
その点「うんこ」はちと可愛い。可愛いよね。
言語感覚って不思議。
、、、まあ、そんだけ。
くだらない文を書いてしまった。