エムログ

古い映画感想ブログです。驚くほど忘れてしまうので備忘録として。

【映画】「市民ケーン(1941)」 一作で3度楽しめる。知れば知るほど楽しめる、映画史上最高のゴシップ映画【傑作】

当時若干25歳の若者で、しかも映画など一度も撮ったことがないばかりか出演したこともないオーソン・ウェルズが、初監督にしてあらゆる映画手法を取り入れて撮影し映画史に輝く名作と相成った、ウェルズの神がかり的な才能がさく裂している超傑作なのだった…

【本】「江戸川乱歩傑作選」 乱歩の脳の中を散歩する、衝撃短編集 【グロい怖い】

・・・乱歩の脳みそってどうなってんのかね。この短編集は、乱歩のデビュー作である『二銭銅貨』(大正12年の作品)が読めて、初期の明智小五郎が出てくる『D坂の殺人事件』『心理試験』『屋根裏の散歩者』の三篇が読めて、乱歩の変態的グロテスクさが発揮さ…

【一日一食 】 健康に影響は?一日一食にして5年が経過したので9年分の採血結果を公表します

一日一食にして5年以上たつし、ここらで2012年から2020年の9年分の採血結果を公開して、一日一食にする前と一日一食にした後の数値を見比べて、一体どのよう影響があったのかを見てみたいと思います。

【映画】「ロビンフッドの冒険(1938)」後半ぐいぐい面白くなる、1930年代の大スター、エロール・フリンの代表作

「どうせ勧善懲悪な単純な映画でしょ」くらいに思ってあまり期待しないで見始めたのだが、意外や意外、意外と面白かったのだった。 実際に単純明快な勧善懲悪ものであることは間違いがないのだが、カラフルすぎるほどカラフルな、当時ありがちな「これぞ総天…

【映画】「バンデットQ(1981)」 意外にもキリスト教的価値観への皮肉が炸裂する

悪魔とその手下たちがおバカですっとぼけていて楽しい。おバカはおバカなんだけど、手下が結構鋭くて、悪魔が「神は無能だ。43種類もオウムを作ったり、男に乳首を付けたりしている!」などと創造主を悪くいうと、手下の一人が「でも悪の創造は評価できるの…

【映画】「レベッカ(1940)」 結局レベッカは謎の女のままだった。ヒッチコック渡米第一作。

この映画は、導入から前半部分は甘いラブロマンス、中盤は心理スリラー、後半はミステリー、という具合に展開が大きく変わっていくけど、この分類、合ってるかなあ。ジャンル分けはほんと難しい。分類が合ってるかは分からないが、どんどん展開が変わってい…

【映画】「ビルとテッドの大冒険(1989)」 キアヌ史上もっともおバカなキアヌが見られる映画【かわいい】

おバカな高校生二人組が、明日の歴史のレポートをちゃんと出していい点を取らないと落第してアラスカ陸軍学校に入れられることになってしまうことになり「大ピンチ超やばい」と思っていたら、どうやら二人はおバカなのに未来ではビートルズみたいなスーパー…

【映画】「オーメン3/最後の闘争(1981)」 なんなん、神。終始納得できないシリーズ完結編。

なんなん、神。 ほんとなんなん。いきなりの説教。そして美味しいとこだけ独り占め。 ったく納得いかないな。言いたいことがいっぱいある。 ****** あらすじ ****** パート2から20年後。悪魔の子ダミアンを殺せる唯一の方法である ”メギドの剣” がシカゴのソ…

【本】「日本沈没(1973)」災害に備えたくなる、今こそ読みたい日本が誇る傑作SF小説【いまさらベストセラー】

題名だけだとまるでよくあるハリウッドのアトラクション・ムービー系の、「わー」とか「きゃー」とか、そういう体育会系パニック映画みたいに思えるかもしれないけど、まるで違う。 骨太の、シミュレーション小説だった。

【映画】「オーメン2/ダミアン(1978)」ダミアン覚醒。肖像画も成長。悪の自覚が芽生える回。

いやー殺したねえ、今回。(*´з`) ザコキャラも入れてざっと12人死んでた。 前作はそんなにたくさん死んでた感じがしなかったから、今回「ずいぶん殺ったなー」と思ったけど、ぱっと思い返してみると前回も6人は死んでいたのだった。乳母×2人でしょう、神父で…

【映画】「ノスフェラトゥ(1922)」吸血鬼ドラキュラの初映画化作品

本作はどうかと言うと、ややマニア向けと思われる。映画マニア、映画史マニア、サイレント映画マニア、古典マニア、ホラー・マニア、オカルト・マニア、怪奇マニア、ドラキュラ・ファンのような方にはお勧めするが、「ちょーおもしろーい」とかいう類の映画…

【映画】「オーメン(1976)」 666は獣のしるし。生まれた瞬間にもう2人殺している、悪魔の子の物語。

「オカルト」「宗教」「アンチキリスト」「聖書」などは好きなのでこの『オーメン・シリーズ』は見ている。ダミアンの肉体に刻まれた悪魔のしるし「666」。これはオカルト界隈ではつとに有名で、元は聖書に書かれた「獣の数字666」。日本ではこの映画で一躍…

コロナ禍であぶりだされた、いるもの、いらないもの②【私がいらないと思うw】

私が・・・というか、私の仕事というかポジション、いらないんじゃないかなあ。それがばれちゃいそうだなあ。クビかなあ。人員整理されちゃうかもなあ。 なんかそういうのがバレちゃいそうな方、いません? 実はそう思っている人って案外多いんじゃないかと…

コロナ禍であぶりだされた、いるもの、いらないもの①【消費社会が終わるかも】

大不況が来て、ここ50年くらいの間繰り広げられた消費社会は、もう決して戻ることはないだろうと。 理由はふたつ。 ① 人類レベルでいらないものがばれちゃった ② 個人レベルでもいらないものがばれちゃった(気がついちゃった) からです。

【映画】「ローラーボール(1975)」 本とか音楽とかの完全データ化が不安になった作品

映像がいかにも70年代的なSF作品で、個人的には雰囲気は結構好き。『ソイレント・グリーン(1973)』もそうだけど、ストーリーとかテーマとは全く関係なく、映像の雰囲気がなにかこう、物悲しい。 輪郭がはっきりくっきりしていて、隅々までピントが合ってい…